All language subtitles for 9 最終章突入！よみがえる過去の亡霊 TVer

♬～

♬～

♬～

(青木)先生➡

結婚してください｡

結婚？

指輪もあります｡

♬～

(心の声) 指輪？

あれ？俺 もう買ってたっけ？

ってか先生の返事は？

俺 聞いたっけ？

でも この指輪見たことある｡

イニシャルの刻印は これでよろしいでしょうか？

これは…｡

♬～

(雪子)克洋｡

克洋様から雪子様への｡

♬～

(薪)貝沼教授の講義だけど➡

今度の講義は瀧本たちに➡

基本を教えてもらうよう お願いしている｡

お前にとっては物足りないものに なるかもしれないが➡

まあ そこは我慢してもらいたい｡

鈴木｡

はぁ～｡

うっ｡

鈴木さんの脳を見たから？

だから雪子先生を？

♬～

クオリア教会の創始者で➡

教祖の江良聖一氏が➡

今月をもって代表の座を 退くことがわかりました｡

新たに代表となるのは➡

かねてより 後継者として有力視されていた➡

教団幹部の佐山英雄氏です｡

(雪子) ねえ 次の代表 決まったみたい｡

あの 政府と癒着してるって うわさの宗教団体｡

すいません 聞こえなくて｡

(雪子)あっ 今 ニュースでね クオリア教会の教祖が｡

何でしょう？

ニュース？ ３月２１日に招集された…｡

ううん 何でもない｡ 臨時国会では…｡

あっ➡

食事会のこと まだ気にしてます？

もう 雪子さんなら大丈夫｡ 絶対気に入ります｡

人見知りするけど 根は いい母なんです｡

じゃあ いつがいいか教えてくださいね｡

うん｡ 会期の延長を➡

申し入れましたが 与党側が 応じない考えを既に示していて➡

今後 国会は閉会することになります｡

(回想) 雪子なら大丈夫 絶対気に入るから｡

難しいけど すごくいいやつだから｡➡

薪っていうんだ｡

♬～

誰かが サーバーに侵入しようとした？

はい｡ですが失敗してます｡

(岡部) 第九のＭＲＩ映像のサーバーは➡

外部との接続がないだろ？ はい｡

ですから 先日の定期点検が怪しいかと｡

岡部 関わった者たちを調べて｡ はい｡

もう１つ 侵入しようとしたときに➡

使用したパスワードが 過去のものでした｡

ん？いつのだ？

貝沼事件以前の｡

鈴木さんたちが まだ生きてた頃の｡

♬～

亡霊が｡

僕の心臓を…｡

握り潰そうとする｡

繰り返し 繰り返し｡

(足音)

室長｡

室長！

室長！どこに行くつもりです？

今 俺の声が ちゃんと聞こえてますか？

そんなんで 運転するつもりですか？

大丈夫だ ただ確認したいことがあって｡

確認？何するつもりです？ 車の運転は俺が｡

私用だ｡ついてくるな｡

はぁ～｡

ピピッ(車の解錠音)

はぁ～｡

いいかげん 部下のこと信じてくださいよ｡

どうして俺に…｡

何か仕掛けられてる｡

ドン！

♬｢ナンセンス｣

♬～

はぁはぁ はぁ…｡

あぁ…｡

あっ すいません あの 薪さんは？

こちらにいると聞いて 来たんですけど｡

つい先ほど帰られましたよ｡

えっ？１人でですか？

そのようでしたけど｡ あぁ… ありがとうございます｡

はぁはぁ…｡

あっ｡

薪さん！はぁ…➡

うっ… はぁはぁ…➡

よいしょ… ちょ ちょっとすいません｡

ふぅ～ よし｡

はぁ～｡

急がなくていい 待ってるから｡

えっ 薪さんが脅されてるって どういうことですか？

(曽我)いや まあ 重要機密 扱ってるだろ？

だから第九創設直後から➡

ちょくちょく あったらしいんだけど➡

車に爆弾なんて｡ ここまでのは初めてですよね？

今回のハッキング未遂と 関係あるのかな？

(宇野) あっ 岡部さん どうでした？

定期点検のときに使用した パソコンに➡

マルウエアが仕込まれてた｡

だが いつ どこで仕込まれたかは 不明だ｡

本気でデータ盗みにきた感じじゃ ないんですよね｡

ただ 足跡を残したかっただけみたいで｡

足跡？

初期の頃の古いパスワード 使ったらしいんだよ｡

貝沼事件以前のパスワード｡

知ってるのは 室長を除いて ただ１人｡

お前は ここで待ってろ｡

あっ だめです！

薪さん１人にしたら もう 岡部さんに何て言われるか｡

大体 本来なら ＳＰを付けなきゃいけないのに➡

薪さんが嫌がるから俺が…｡

大体 本来なら➡

途中で いくらでも お前をまくことだってできたし➡

今も お前の不意をついて のしていくことだってできた｡

はぁ～｡

プライベートだ ついてきてほしくない｡

３年前 こちらに入院してから➡

何度足を運んでも 面会はかないませんでした｡

申し訳ありませんが そのような患者さんは➡

入院しておりません｡ 確かに入院していたはずですが｡

記録を調べてますが➡

瀧本幹生さんという方は いらっしゃいません｡

瀧本幹生警視｡

ＭＲＩ捜査の 技術開発をした貝沼です｡

貝沼事件当時の ４人の捜査員のうち➡

３人が死亡｡

残る１人が この瀧本警視｡

精神に障がいを来して 長期入院となった｡

(今井) 現在も休職中って聞いてますけど｡

(宇野) 休職？えっ 退職じゃなくて？➡

かなり特殊なケースですね｡

室長を狙ってるっていうことは➡

室長しか見たことのないデータが 目的ということ？

あっ つまり レベル５ってことですよね？

俺たちがアクセスできるのは レベル４までだからな｡

犯人は そのデータが欲しいのか…｡

(自動ﾄﾞｱの開閉音) 消したいのか どっちだ？

爆弾の威力が大きければ 抹殺したい一派｡

小さければ 致命傷を負わせて➡

脳から必要なＭＲＩ映像を 取り出したい一派｡

今回は威力が大きいから 抹殺したい一派ってことですか？

それにしては 随分 稚拙だったから➡

今回のは単なる警告 挨拶だったのかもしれない｡

サーバーへのアクセスの件も｡

ふぅ～｡

(スガ) １８日にお義母さんと食事会？

そう｡ (スガ)へぇ～➡

良かったじゃないですか｡➡

あっ でも 青木さんのお母様って あの お嬢様育ちって感じの？

そうなの｡

違うの 全然 趣味が わかんなくて｡

ねえ どんな服がいいと思う？

着物？

着物は やめておいたほうが｡➡

あぁ～ うん｡➡

いいんじゃないですか？ こういう いつもの戦闘的な服で｡

嫌よ｡しょっぱなから けんか売ってるみたいじゃない｡

めんどくさいな｡

先生｡ ん？

もしかして 青木さんの家って➡

実は すっごい財界の大物で つきあってる相手の素性を➡

興信所に調べさせたりする おうちだったり？

しないわよ｡ ですよね～｡

(雪子)何で？ いや 何か あの人が ずっと先生を｡

あっ いない｡➡

先生 チェックしてる男性なんて 珍しいから➡

てっきり興信所かと｡

えっ？

ねえ 失礼よ スガちゃん｡

ふぅ～｡

♬～

(着信音)

(曽我)あぁ… すいません｡ おい｡

バン！ おっ…｡

ん？あっ…｡ うるさい！切っとけ！

あぁ… すいません｡➡

あぁ…｡ どちらへ？室長 どちらへ？

岡部！５時からある会議に出る 書類をまとめておけ！

あっ はい！

室長が外に出る｡

ＳＰ警護 薪さん 断ったんじゃないんですか？

(小池)長官命令だよ｡ さすがに断れないでしょ｡

いや 政府の要人並み｡➡

レベル５の秘密って… 命懸けで何だか怖いですね｡

トイレだ！ くっついて回るな うっとうしい！

はぁ～｡ (ﾄﾞｱの開閉音)

だから トイレにまで入ってくるなと…｡

すいません｡ＳＰなしで話せるの ここしかなかったんで｡

はぁ～｡

薪さん レベル５のデータを みんなで共有すべきです｡

薪さん１人で抱えてるから 薪さんの命が狙われるんです｡

何を言っている？ そんな簡単な話じゃない｡

なぜです？ そんなに秘密が大切ですか？

自分の命より大切ですか？

自分１人で秘密を抱え込んで 自己満足ですか？

あなたは まるで脳の墓守ですよ｡

(ﾄﾞｱの開閉音) おい 青木｡

口を慎め 表のＳＰにも聞こえてる｡

こんな話 聞こえてもいいんです｡

人の命より大切な秘密が あるんですか？

俺は ただ薪さんを…｡ 僕を何だ？

僕を守るとでもいうのか？お前が｡

お前は そんなに味わいたいのか？

自分の家ですら 安心して眠れない恐怖を｡

レベル５の脳を見たと吹聴して➡

自分の車に 爆弾を仕掛けられたいのか？

薪さん｡ 僕と➡

秘密を共有するということは そういうことだ｡

お前だけならまだいい｡

だが➡

だが もしも…｡

雪子さんの車に 爆弾が仕掛けられていたらと➡

考えたことがあるのか？

今のお前に 人を守れる力があるのか？

何かあったときに➡

責任を取る覚悟があって 言ってるのか？

はぁ～｡

♬～

(和歌子)わぁ～｡はははっ➡

あぁ～ かわいい｡ わぁ～ かわいい｡

(和歌子)お出かけ用に かわいいの欲しかったの｡

ありがとう 雪子さん｡ ありがとうございます｡

ありがとうございます｡

(雪子)すみません 赤ちゃんのって よくわかんなくて｡

雪子さん いつの間に｡

先週の日曜日｡ あぁ～｡

ん？

１人で出かけたんですか？車で？

しばらくは１人で 行動しないでくださいって➡

お願いしたじゃないですか しかも車でなんて｡

スガちゃんも一緒｡➡

だって それ言われたの 帰ってきたあとだったし｡

大体 捜査中 あなたをいちいち呼び出して➡

抜けさせるわけにいかない…｡ いやいや➡

抜けられる かもしれないじゃないですか｡

一行｡ とにかく しばらくの間は…｡

(和歌子)一行…｡ 戸締まりと 夜の外出➡

用心してくださいねって｡ (和歌子)一行！

あっ｡

雪子さん どうかしたの？ 何か危ないことでも？

あっ いや 違うんです 全然大丈夫なんです｡

あの 青木君…➡

一行さん 職業柄 とても心配性なだけで｡

でも ご心配なく｡

私 強いんです｡ こう見えても黒帯で➡

痴漢 投げ飛ばして ろっ骨 折ったこともあるんです｡

マジですか？

あっ｡

(雪子) ふん！ あっ…｡

うっ！ あっ…｡

何？

いえ｡

(和歌子)はい｡ はいはい またまた また｡

おっ｡力 強い｡ 強い強い｡

わぁ～｡

タクシー もうすぐ着くみたいです｡

あぁ…｡雪子さん｡

頼りがいのない子ですけど➡

一行のこと どうか よろしくお願いします｡

(雪子)あっ いえ｡

こちらこそ よろしくお願いします｡

♬～

(和歌子) お母さん タクシー来たよ｡

(千枝)ははっ｡

じゃあ 雪子さん またね｡ (雪子)はい お気を付けて｡

母さん じゃあね｡ (千枝)気を付けてね｡

ゆっくり休んでね｡

お願いします｡ はい｡

♬～

ねえ｡ ん？

今度 うちに遊びにきてよ｡ 雪子さんと一緒に｡

あぁ…｡

母さんは どう思ったか知らないけど➡

私は好き｡頑張って 応援してる｡

ありがとう｡ (和歌子)ははっ｡

ママ お待たせ｡ (和歌子)ありがとう｡

お義兄さん ごちそうさまでした｡ あぁ いえいえ いえ｡

あれ？お義母さんは？

(和歌子)あぁ… ホテル戻った｡ 疲れちゃったって｡

あぁ… そうなんだ そっか｡

じゃあ 行こっか｡ (和歌子)うん 行こ行こ｡

(政信) 行くど～｡よいよい よい…➡

よいよい… よいしょ｡

ねえ 一行｡

大変な仕事だし いろいろ 話せないことも多いだろうけど➡

あんまり焦らないで｡

はははっ べつに焦ってないよ｡

(和歌子)そう？何か ちょっと 無理してる感じするけど｡

この わざわざ地味で➡

老けて見える髪形に し続けてるとことか｡

えっ？

ぶっ…｡ははははっ｡ はぁ？

(和歌子)じゃあ｡はははっ…｡➡

じゃあ 雪子さん また｡ 一行と遊びにきてね｡

(雪子) はい ありがとうございます｡

♬～

またね～！

ありがとう またね｡

(雪子)姉弟 仲いいのね｡

えっ そうですか？ 普通じゃないですか？

(雪子)全然普通じゃないわよ｡➡

何か こう➡

青木君とか 青木君のご家族 見てると➡

ほっとする｡➡

絵に描いたみたいに健全で｡ はははっ｡

あぁ～ まっすぐ すくすく 育ってきたんだなって感じるもん｡

はははっ 人を竹の子みたいに｡

剛君が あなた 好きなの わかる気がする｡

彼が憧れているものが➡

あなたの中にいっぱい詰まってる｡

いや 薪さんが俺に？

いやいや… そんな まさか｡

違います 逆ですよ｡

薪さんに憧れて第九に入ったのは 俺のほうです｡

あっ… それに もし➡

万が一 そういうことがあったとしても➡

きっと それは…｡

♬～

髪➡

全然地味じゃない｡

青木君らしくて 私は好きよ｡

ははっ｡ ふふっ｡

♬～

(足音)

はい こちら第九 室長室｡

はい｡

室長は まだおりますが｡

はい｡

わかりました 伝えます｡

田城所長が これから来られるそうです｡

今から？こんな時間に？

いや 日曜の夜に仕事してる人が 何言ってんですか｡

はぁ～｡だから帰れと言っている｡

誰も頼んでない｡

あのですね｡

室長が もっと ＳＰとうまくやってくれたら➡

俺だって家でのんびりしてますよ｡ 大体…｡

はぁ～｡

あっ そうだ｡

今日 青木 三好先生を 家族に紹介するって言ってたな｡

きっと今頃…｡

そうか｡

室長 大丈夫ですか？ また寝てないんじゃ…｡

バン！ あっ すいません｡

あの… 俺 余計なことを｡

相変わらずだな｡

第九一 いや 警察官一の猛者が➡

お前の顔色一つに びびりまくってるじゃないか｡

♬～

(瀧本) 何か見ているかもしれない？

それだけで この子の脳を見る？

子供を亡くした親の気持ち 考えたことあるのか｡

(鈴木) 瀧本さん｡

うわ～！

瀧本！ うわ～！

♬～

室長？

薪｡

♬～

ﾌﾟﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙ…(呼び出し音)

ﾌﾟﾙﾙﾙ…

う～ん｡

う～ん｡

ﾌﾟﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙ…

ﾌﾟﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙ…

すいません 雪子さん｡

ちょっと姉の家に行ってくるんで ここにいてもらえますか？

どうしたの？

着信があったんですけど すぐ切れて➡

かけ直しても出ないんです｡

俺が帰ってくるまで トイレしか 行っちゃだめですからね｡

うん｡ １人で店から出ないでくださいね｡

わかった｡

ちょっとコンビニとかも 行っちゃだめですからね｡

わかったって｡ すぐ戻ってきます｡

ザーー…

♬～

♬～

(ﾏﾅｰﾓｰﾄﾞ)

♬～

ふっ｡

病院に 何度も足を運んでくれたって？薪｡

そう｡でも 門前払いで１度も会えなかった｡

あっ 瀧本幹生警視｡

あっ… うん？うん？うん？

貝沼事件で 入院 治療してるはずじゃ？

こちらが１週間前に出された 瀧本君の医師の診断書➡

そして こちらが それを基に出された復職辞令です｡

♬～

第九に復帰？

何ですか これ 田城所長｡

(田城) 入院中も彼は第九に所属していた｡

急な人事で 君や他の捜査員が 戸惑うのもよく理解しているが➡

君の古参の部下だ 温かく迎え入れてやってほしい｡

薪｡

長いこと入院していたのに どうしてそんなに健康的なんだ？

所長 こんな白々しいうそをつく男を➡

部下として迎え入れることは できま…｡

お前の言うとおり 入院自体が偽装で➡

俺はその間 別の特殊任務に 就いていたとして➡

そんな経歴に残らないような 任務について➡

俺が 正直にお前に話すと思うのか？

ちょ…｡

そんな口の軽い部下を➡

お前は信頼できるのか？

ピンポーン！(ｲﾝﾀｰﾎﾝの音)

ﾌﾟﾙﾙﾙ…

ピンポーン！ ﾌﾟﾙﾙﾙ…

ﾌﾟﾙﾙﾙ… ピンポーン！

ﾌﾟﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙ…

ピンポーン！

♬～

姉ちゃん？義兄さん？

♬～

入るよ｡

♬～

すいません｡ はい｡

お手洗い どちらですか？ あちらでございます｡

はい｡

♬～

♬～(店内のBGM)

♬～

ちょっと｡

うっ！うっ くっ…｡

言いなさい 誰の差し金？ なぜ私をつけてるの？

待て 第九だ 室長！➡

第九の薪室長が あんたに 警護を付けるよう要請した｡➡

急だったんで自分に付くＳＰを あんたに回させた｡➡

わかったら早くどけ ばか力！

うっ…｡ うっ はぁ～｡

くっそ～ こんな凶暴な女だなんて｡

それならバレないように もっとうまく警護しなさいよね｡

(瀧本)秘密は守る｡➡

今日から 俺の上司は お前１人だけだ 薪｡

♬～

これからは お前に忠誠を誓い お前の手足となって働く｡➡

３年間のことは問うな｡➡

１週間前に退院して復帰した 第九 ７人目の部下として➡

昔のように信頼してほしい｡

離せ｡

この手を離せ 瀧本｡

♬～

懐かしさのあまり思わず粗こつな 行動を取ってしまいました 室長｡

ご無礼をお許しください｡➡

岡部副室長にも同じく➡

不愉快と思われる行動を 取ったこと➡

おわび申し上げる このとおり｡

あぁ いや あの 何も俺には 瀧本警視｡

(瀧本)薪室長｡➡

これは あなたがどう思おうと 決定された人事です｡

いくら あなたが 上層部にとって特別でも➡

命令には従っていただかなくては なりません｡

じゃあ そういうことで よろしく ははっ｡

私はこれで はははっ｡

お前を信頼していたのは鈴木だ｡ 僕じゃない｡

ははっ そうだったな｡➡

あの頃 お前は鈴木以外 誰も信頼していなかった｡➡

年上の俺にはタメ口まで許して 気を遣うふりはしていたけどな｡

♬～

荷の重い第九の室長を任され➡

本音を吐ける相手が鈴木だけでは さぞ窮屈だったろう｡➡

ん？➡

それに比べ 今は随分と楽しそうじゃないか｡

その男のフォローで➡

お前は毎日 安心して➡

信頼する部下をどなり散らし 感情をぶつけてる｡

我慢せず心のままに｡

♬～

鈴木似の➡

若くてかわいい部下まで はべらせて｡

室長 室長！室長｡

ふふっ｡

(瀧本)話をすれば その若い部下からだ｡➡

室長室に直通だぞ｡

出てやらないのか？

ふっ しかたないな｡

薪だ｡青木 こちらから後でかけ直す 今は…｡

青木｡青木？

薪さん｡

♬～

薪さん｡

青木｡

青木 どうした？青木｡

♬～

薪さん 良かった｡

無事なんですね 薪さんは｡

♬～

ちゃんと生きてるんですね？

薪さんのいる世界は➡

まだ狂ってないんですね？

青木 どうした？

どうした？何があった？青木！

雪子さんに…➡

さっきから雪子さんに連絡を➡

取ろうとしてるんですけど つながらなくて｡

心配なんです｡

もし あの人に 何かあったら…｡

大丈夫だ 彼女にはＳＰを付けてる｡

だから雪子さんは無事だ 青木｡

青木 お前 今どこにいる？

えっ 今… ですか？

♬～

青木 青木！

青木！

(舞)ううっ… うぅ～➡

うぇ～ん！➡

おぎゃ～！

はぁ～｡

青木｡ 今 室長室にかかってきてる➡

電話の逆探知を頼む｡

(舞)おぎゃ～！

♬～

青木｡

♬～

はぁ～ はぁはぁ…｡

♬～

青木！ はぁはぁ…｡

返事しろ 青木！

ごほっ はぁはぁ…｡

青木！

はぁはぁ はぁ…｡

はぁ～ はぁ～｡

♬～

ザーー…

♬～

♬～

♬～

♬～

♬～

♬～

青木｡

青木！

室長｡

青木のスマホから出た現在地です｡

どうやら恵比寿の姉夫婦の家に いるようです｡

♬～

♬～

うっ おえっ…｡

ごほっ！

はぁ～ おえっ…｡ ピンポーン！

倉辻さん 倉辻政信さん｡➡

渋谷警察署です｡➡

１１０番通報で来ました｡➡

倉辻さん？ コンコン コン！

入りますよ？

はぁはぁ はぁ…｡

倉辻さん いらっしゃいませんか？

はぁ…｡ 倉辻さん！

裏から回るぞ｡ はい｡

おぎゃ～！

おぎゃ～！

(舞)おぎゃ～！

はぁ…｡ 薪さん｡

青木｡

お前 一体何が｡

姉が殺されました｡

♬～

姉夫婦が…｡

浴槽で死んでました｡

(舞)うぇ～ん！ 今 警察が表に来てます｡

♬～

血痕 ＯＫ｡ はい｡

１１０番 倉辻方現着｡

同宅 ダイニングの床に 多量の血痕を発見｡

落ち着いて話せ 青木｡

僕がちゃんと聞くから｡

青木？ おぎゃ～ おぎゃ～！

薪さん｡ ううっ… はぁ～｡

ドンドン ドン！(ﾉｯｸの音)

ここを開けて出てきなさい！

ドンドン ドン！

この家は もう包囲されている！➡

逃げ場は どこにもないぞ！

切らないでください｡

切らないで｡ ううっ… おぎゃ～！

電話…➡

このまま切らないでください｡

聞こえてるのか！ お疲れさまです｡

１１０番通報があり ドアをノックしたんですが➡

応答がありません｡ ご確認 お願いします｡

この家…➡

この世界 変なんです｡

殺人鬼のＭＲＩ映像に 入ってしまったみたいに➡

家じゅう 血だらけで｡

ううっ… みんな死んでて｡

警察がすぐ来て｡

(舞)ううっ… うぇ～ん｡

もう何がどうなってんのか さっぱり わかんなくて｡

薪さん｡

薪さんだけが…｡

♬～

おい｡➡

赤ん坊を抱えたまま 携帯電話で通話中｡➡

凶器は持っていない｡ 了解｡

(舞)おぎゃ～！ううっ…｡

♬～

うぇ～ん うぇ～ん｡

はぁはぁ はぁ…｡

はぁ…｡

ガシャン！

えっ… あっ あっ｡

あっ… くっ｡

舞！ うぇ～ん｡

はっ｡うっ！

はぁ… あっ くっ！

うっ あぁ…｡ 午後１０時４６分！

はぁはぁ…｡ 住居侵入罪で逮捕します！

舞！舞！ 被疑者確保！➡

赤ん坊も無事保護！ 舞！

繰り返す 被疑者確保！

舞！舞！

青木？ はぁはぁ…｡

青木｡

青木！

青木！青木！

もう切れてる｡

薪さんのいる世界は➡

まだ狂ってないんですね？

♬｢Iris｣

♬～

(スガ)先生｡

先生！➡

先生｡

♬～

♬～

じゃあ 雪子さん また｡

一行と遊びにきてね｡

♬～

(スガ)先生｡

今日は お休みされたほうが｡

いえ｡

私が解剖します｡

俺のせいだ！ 人の死を利用してきたせいだ｡

(宇野)手紙？

(曽我)秘密？ (今井)どういうこと？

僕のせいで殺された｡

別れてください｡あなたには 生きていてほしいんです｡