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Original subtitles

(村上) 実は僕…→

未来人なのね。

(清美) え?

(村上) 未来人なのよ。

(清美) え…。

未来人というのは その…→

未来から来たっていう?

>> 50年後の未来から。

(清美) 50年後…。

>> いきなり そんなこと言われても 信じられないよね。

(清美) あっ いや…。

(高橋) 〔実は俺… 宇宙人なのね〕

(清美) ⟨こういうSFっぽい出来事に 耐性がついたのか…⟩

信じます。

>> ホント? (清美) はい。

⟨割と すんなり受け入れられた⟩

えっ? じゃあ→

50年後には タイムマシンが できてるってことですか?

>> いや そういうわけじゃなくて→

あの… あっちの奥に→

古びたトンネルがあるんだけど 分かる?

(清美) トンネル?

>> 浅ノ湖駅がなくなって→

そこの線路が 使われなくなったでしょ?

(清美) あぁ はい。

(村上の声) その先に→

ず~っと そのままになってる トンネルがあってね→

その辺を散歩してたら 見つけてさ。

(村上の声) そういえば 学生時代→

友達と入ったことあったなと 思ってさ→

つい懐かしくて入ってみたのよ。

(村上の声) それで 200mくらいかな?

(村上の声) 歩いて トンネルを抜けたんだけど…。

(村上の声) 知ってる景色のはずなのに→

何だか違和感を感じたのよ。

(清美の声) 違和感?

(村上の声) そう。

例えば なくなったはずのものが あったり→

できてるはずのものが なかったり→

でも 何か 見覚えがあるっていうかさ。

(村上の声) どういうことだろう って思いながら歩いてたら→

とっくに なくなってるはずの あのコンビニがあったからさ…。

(村上の声) 取りあえず 中に入って→

雑誌とか いろいろ確認したの。

そしたら 自分が今いるのが→

50年前ってことが分かって。

それで 何だか怖くなってさ→

慌てて トンネルを引き返したのよ。

それで 誰にも言えないまま 普通に生活してたんだけど→

やっぱり こっちが気になってきてさ。

(清美) 50年後って やっぱり 全然違うんですか?

>> この辺は 特にそうだね レイクホテルもなくなってるし。

(清美) あっ そうなんですね。

レイクホテルの後って 何ができるんですか?

>> あそこは 何だかよく分かんない 市の施設が立ってたね。

(清美) 市の施設? >> うん。

だから そうなる前の景色を 写真に収めておこうと思って→

撮って回ってたのよ。 (清美) あ~。

>> あとは もう1個 目的があってさ。

(清美) 何ですか? >> いや→

当時の自分とか 家族を見てみたいなと思って。

(清美) え~ 見れたんですか?

>> うん 遠藤さんも ちょうど最近 会ったよ。

(清美) えっ? うちのお客さんってことですか?

>> そう 僕の村上博貴って 偽名なんだけどさ。

(清美) あっ そうなんですか?

>> さすがに同姓同名の客が来ると 変に思われちゃうと思ってさ→

名字と名前をそれぞれ上下で 入れ替えたんだけど。

(清美) 村上博貴…。

上村貴博…。

あっ 上村貴博。

(清美) えっ じゃあ つい この間…。

>> 来てたよね?

(村上の声) あれが見たかったのよ。

(村上の声) いや 感動したよ。

50年後なんて もちろん 両親もいないし→

妹も おばちゃんだからさ。

(清美の声) え~ そうだったんですね。

>> あっ それで 僕の記憶だと→

その家族旅行の後 割とすぐに ホテルなくなったんだよね。

(清美) そうなんですか…。

>> だから 遠藤さんたちは もう知ってると思ってた。

(清美) いえ 知らなかったです。

>> そうなんだ。

いや 最近 皆さん 出る時にカイロくれたり→

いろいろと 親切にしてくれるじゃない?

(清美) えっ? >> あれって→

もうホテルがなくなるから 常連客に→

いろいろサービス してくれてるんだと思ってた。

(清美) あ~ いや…。

あれは ただの気持ちです。

⟨さすがに 遺産狙いの親切だとは 口が裂けても言えない⟩

>> あっ もう こんな時間だ。 (清美) えっ?

>> ごめんね 話長くなっちゃったね。 (清美) あ~。

いえいえ 話してくださって ありがとうございます。

>> もし 何かできることがあったら 言ってね。

力になるから。 (清美) はい。

あっ 村… 上村さん。

あの 1つ お願いがあるんですけど。

>> 何? (清美) もし 差し支えなければ→

この件 信用できる幼なじみにだけ 話してもいいですか?

>> 幼なじみ? (清美) はい。

>> あっ いいよ。 (清美) あっ ホントですか?

>> まぁ 遠藤さんが信用できる人なら 大丈夫でしょ。

(清美) ありがとうございます。

⟨未来人は 宇宙人よりも心が広い⟩

(車の施錠音)

(清美) 戻りました~。

(清美) いつ? 試合。 (若葉) 30日。

(清美) ⟨ホテルがなくなることは 今は まだ言えない⟩

⟨母親が いきなり→

「未来人に会った」なんて 言い出したら→

ホテルのことよりも そっちで 不安にさせてしまうと思う⟩

⟨ちなみに 同じ理由で→

高橋さんのことも言っていない⟩

(若葉) いや そんなでもないよ。

(葉月) それって 誰に聞いたんですか?

(清美) うちに 3か月くらい前から宿泊してる→

村上さんっていう人が いるんだけど。

(美波) あ~ 何か前 言ってたね。 (清美) そう。

その人が実は…。

未来人でさ。

(2人) えっ?

(美波) 未来人? (清美) そう。

(葉月) ちなみに 何年後から来たんですか?

(清美) 50年後だって言ってた。

(美波) だいぶ先だね。

(清美) ⟨2人は 私以上に すんなり未来人を受け入れた⟩

⟨多分 高橋さんに会ってから→

SF関係が ゆるゆるになっている⟩

(葉月) このこと 高橋さんは知ってるんですか?

(清美) 知らない。

何で?

(葉月) え だって あのホテルなくなって 一番困るのって→

高橋さんですよね? (清美) そうだ。

(美波) 確かに温泉がなくなったら ヤバいよね。

(葉月) えっ どうすんだろ? (清美) え~…。

えっ 今日 何やってるかな?

>> 何か久しぶりだね。

(美波) 1か月ぶりくらいですかね? >> あっ そっか。

いや ごめんね 最近 仕事忙しくてさ→

なかなか参加できなくて。

(3人) いえいえ。

(清美) ⟨「ごめんね」の意味は 分からないけど→

とにかく この4人が集まったのは 久しぶりだった⟩

あの→

ちょっと 高橋さんにお話がありまして。

>> 何? また能力? (清美) あっ じゃなくて…。

>> 何? ガンプラ? (清美) あっ 違います。

>> 何よ。 (清美) いや…。

まだ ここだけの話なんですけど。 >> うん。

(清美) うちのホテルが なくなるらしいんですよ。

>> は? えっ 何で?

(清美) いや 何でか まだ分からないんですけど。

あの うちのお客さんで→

村上さんっているじゃないですか。

>> 村上さん? あぁ あの長期滞在の?

(清美) そうです 村上さんから この間 聞いて。

>> えっ 何で村上さんが知ってんの?

(清美) いや→

実は村上さんって→

未来人なんですね。

>> ん? (清美) いや 未来人なんですよ。

>> 未来人? (清美) だから→

うちのホテルがなくなることを 知ってるんですよ。

>> それ マジで言ってる?

(清美) はい。

>> この人 何か洗脳された?

(美波) いや 違うと思いますけど。 (葉月) ホントっぽいんですよ。

>> いやいやいや 何言ってんのよ そんなのあり得ないでしょ。

(清美) えっ 何でですか? >> いや 当たり前じゃない。

何? 未来人って。

いやいやいや ちょっと待ってよ 映画じゃないんだからさ。

真剣に聞いて損したわ~。

(清美) ⟨恐らく 私たち3人は今 同じことを思ったはず⟩

>> 映画の見過ぎじゃないの?

(3人) ⟨お前が言うな⟩ (店員) お待たせしました~。

あっ すいません。 (店員) はい どうぞ。

(清美) まぁ 確かに→

いきなり未来人とか言われて 信じられないのは分かるんです。

あまりにも現実離れしてるし。

>> でしょ? ダメだよ そんな話 信じたら。

(清美) でも それを言ったら→

高橋さんのことだって そうじゃないですか。

>> え? いやいや 俺は未来人じゃなくて→

宇宙人だから 一緒にしないでもらえる?

(葉月) でも 信じられなさで言ったら→

宇宙人と未来人って 同じくらいじゃないですか?

>> 全然違うでしょ 宇宙人の方が よっぽど現実味あるでしょ。

(清美) そうかなぁ? (美波) 何か どっちも同じ棚っていうか。

>> 棚? (美波) どっちもSFの棚じゃないですか。

>> いやいや それは そっちの 勝手な分け方であって→

俺は 自分のことSFだなんて 思ってないからね。

(葉月) えっ そうなんですか? >> 当たり前でしょ。

SFって サイエンスフィクション ってことでしょ?

俺は ほら 実在してるわけだから フィクションではないでしょ。

(清美) まぁ そうだけど…。

>> 俺からしたら 未来人はSFで→

宇宙人はノンフィクションだから。

(清美) なるほど…。

(葉月) でも 高橋さんって 「E.T.」好きじゃないですか。

>> うん。 (葉月) 「E.T.」ってSF映画ですよね?

>> いや だから それは そっちが そうやって分けてるだけで→

俺はSFだと思って見てないから。

(葉月) じゃあ 何だと思ってるんですか?

>> ヒューマンドラマ?

(葉月) 「E.T.」が? >> いや 俺からしたらね?

まぁ 能力とか だいぶ誇張はしてるけど→

でも ほら 宇宙人自体は いるわけだからさ。

(葉月) そっか…。 >> うん。

いや とにかく 未来人なんて あり得ないし→

ホテルの話もデマだから。

頼むよ。

えっ? (奥田) 力及ばずで…。

(清美) ⟨数日後 このホテルがなくなることが→

正式に告げられた⟩

⟨支配人の話では→

オーナーは 5年前に インバウンドを見込んで→

このホテルを購入したけど→

思っていたほどの 宿泊客が増えず→

少し前から売却を考えていて→

先日 その買い手が 見つかったとのこと⟩

(清美) ホントでしたね…。

>> ってか 村上さんって何なの?

(清美) いや だから未来人ですよ。

>> まだ言ってんの? それ。 (清美) いや だって→

実際に 村上さんの言う通りに なったじゃないですか。

>> いや そうだけど 未来人は あり得ないでしょ。

(美波) えっ じゃあ 何でホテルが なくなること知ってるんですか?

>> ん…。

タイムリーパーとか?

(美波) んっ? (清美) んっ?

(葉月) タイムリーパー?

>> うん まぁ 要は 同じ時間をやり直してる人ね。

(葉月) うん。 (美波) うん。

(清美) えっ? タイムリーパーなら 信じられるってことですか?

>> まぁ 未来人よりはね。

まぁ 宇宙人に比べれば 現実味は薄いけど。

(清美) ⟨この時 私たちは 同じことを思ったはず⟩

(3人) ⟨全部 同じ棚⟩

>> ないよなぁ…。

♪~

(2人) おはようございます。

(原口) ご苦労さまです 支配人います?

(由美) あ… はい 事務所に。

(原口) そうですか。

(ドアを開ける音)

(葉月) ホテルがなくなって 一番困るのって→

高橋さんじゃないですか。 >> まぁ そうなんだよ。

(美波) 高橋さんって ホテルに勤める前は→

どうやって あそこの温泉に 入ってたんですか?

>> あぁ… 元々 あのホテルができる前→

あそこね 大衆浴場だったのよ。 (清美) あっ そうなんですか。

>> だから 小っちゃい頃は 親父と毎日 通っててさ。

(清美) へぇ~ そうだったんですね。

(美波) そもそもの話なんですけど→

お父さんは 何で地球に来たんですか?

>> まぁ 今から100年ぐらい前→

そもそもいた星が 滅亡の危機に さらされたみたいでさ。

(葉月) 滅亡の危機? >> その星の住人の健康に→

必要不可欠な成分が あるんだけど→

それが 人口増加とか環境破壊の影響で→

だんだん なくなってきたみたいで。

(美波) えっ 大変じゃないですか。

>> で ある時 星を出て 移住する計画が始まったのよ。

(清美) へぇ~ 何か映画みたい。 (美波) うん。

>> うちも 俺のじいちゃんと ばあちゃんと親父の3人で→

宇宙船に乗って 星を出たんだけどさ→

途中でスペースデブリに 衝突したみたいで。

(美波) えっ スペースデブリって何?

(葉月) 宇宙ゴミです 人工衛星の残骸とか。

(美波) へぇ~。

>> で 地球に 不時着したみたいなんだよね。

で 結局 救助も来なくて諦めて→

まぁ そのまま こっちで 生活するようになったみたい。

(清美) 漂流みたいなことだ。 >> うん。

で 例の成分が 地球にあるかどうかを調べたら→

富士山の麓の大気中に→

微量に含まれてることが 分かってさ。

(美波) まさに この辺りだ。

>> で もっと たくさん含まれてる 場所はないかって探したら→

レイクホテルができる前の 大衆浴場の温泉が→

一番のホットスポットだったのよ。

(3人) へぇ~。

で 誰もいない夜中に忍び込んで 入ってたみたい。

(葉月) 不法侵入ですか?

>> まぁ そうだね。 (美波) 体育館の時の手口だ。

>> 手口って言わないで あれは頼まれて仕方なくだから。

(美波) まぁ そうですよね。

>> まぁ でも このままじゃ 生きていけないってことで→

じいちゃんたちは→

この辺に飛んでる いろんな電波を傍受して→

で こっちの言語を集めては 翻訳機にかけて→

学習してたみたいだね。

(葉月) うわ 大変な作業ですね。 (清美) ね~。

>> で そっから本格的に 地球人に成り済まして→

生活するようになったみたいだね。 (3人) ふ~ん。

で しばらくして 親父が 職場で出会った母親と結婚して→

俺が生まれたのよ。 (3人) へぇ~。

(清美) えっ お母さんは→

お父さんが地球人じゃ ない っていうのは知ってたんですか?

>> いや 割と結婚する直前に 聞かされたって言ってたな。

(美波) えっ 相当ビックリしたんじゃ ないですか?

>> いや っていうか やっぱ 最初は なかなか信じなかったみたい。

(美波) まぁ そりゃそうっすよね。

(葉月) えっ じゃあ 高橋さんは 自分が 地球人じゃないっていうのは→

いつ知ったんですか? >> あ~ えっとね…。

(高橋) ⟨あれは 今から40年以上前のある日⟩

(児童) お~ ちびすけじゃん。

(児童) ホントだ 相変わらず ちびだな。

⟨ささいなことが きっかけで 私は上級生たちに囲まれた⟩

⟨正直 あの時のことは あまり覚えていない⟩

⟨ただただ その場から 逃げたかったことと→

気付いたら…⟩ (児童たち) 見せろ!

(児童たちの泣き声)

(教師) おい! (教師) 大丈夫?

(教師) どうした? (教師) どうしたの?

(教師) おい 大丈夫か? (教師) しっかりしろ 大丈夫か?

(教師) 大丈夫? (教師) 大丈夫か? おい。

痛むのか? (教師) 大丈夫か?

(教師) 誰か 保健室の先生 呼んできて!

(教師) 救急箱 取ってきて!

⟨上級生たちが 倒れて泣いていた光景だけが→

印象に残っている⟩

⟨翌日 学校から家に連絡があり→

母親が呼ばれた⟩

(弘子) あっ たっくん しゅんちゃん またね。

このたびは うちの息子が ホントに申し訳ありませんでした。

いえ 本はといえば→

うちの子が ちょっかい出したのが悪いんで。

(弘子) いえいえ。 >> 謝りなさい。

ごめんなさい。

(弘子) 孝介も ほら ねっ。

(高橋) ごめんなさい。

(弘子) 落ち込んでんの?

でも 先に ちょっかい出してきたのは→

上級生の方なんでしょ?

(高橋) うん 先にたたかれた。

(弘子) たたかれた?

じゃあ もう それはね 正当防衛だ。

(高橋) 正当防衛?

そう 自分の権利とかね 自分の身を守るために→

仕方なくやっちゃうことは 「正当防衛」っていって→

罪に問われないの。

(高橋) じゃあ 僕 悪くないの?

ん~ そうだなぁ…。

まぁ あと 気を付けなきゃいけないのは→

「過剰防衛」っていってね。 >> 過剰防衛?

そう 自分を守るにしても やり過ぎちゃうと→

それはね 罪に問われちゃうの。

僕のは過剰防衛?

(弘子) うん…。

相当強く 吹っ飛ばしちゃったんでしょ?

うん…。 >> じゃあ 一般的には→

過剰防衛かもしれないね。

でも お母さん的には→

孝ちゃんが 優しい子だって知ってるし→

孝ちゃんの味方だからさ→

だから 今回は…。

ギリギリセーフ。 >> ホント?

(弘子) 特別だよ? >> うん。

(弘子) でも 次から こういうことあったら いい?

逃げる!

(弘子) うわ~ よいしょ~。

分かった? 分かった。

じゃあさ→

もんぶらんで パフェ食べて帰ろうか。

うん! >> お父さんに絶対内緒だよ。

OK 分かった。

お父さん めっちゃ食べたがってたからね。

は~い。

逃げろ~! (弘子) あっ。

逃げた~!

待て~!

(清美) へぇ~ その頃から このお店やってたんですね。

>> そうだね ちょうど できて間もない頃かな。

(葉月) そうなんだ メニューも 今くらい多かったですか?

>> ちょっと そこ覚えてないな。

(美波) かくれんぼパフェはありました? >> あの頃は まだなかった。

ってか 待って。

食い付くの 今そこ?

母親のいい話 してんだからさ 普通 まず そっちじゃない?

(美波) あ… 確かにお母さん めっちゃ優しいですね。

(清美) うん いいお母さん。 >> そうだよ。

そもそも 母親が寛容じゃなかったらね→

親父とも結婚してないし 俺も 生まれてなかったわけだからね。

(美波) 確かにそうだ。

(恭介) 孝介 上級生とケンカしたんだって?

うん…。 >> 上級生に囲まれて→

仕方なく 吹っ飛ばしちゃったんですって。

そうなのか やるなぁ。

まぁ… でもさ→

今日 自分でも分かったと思うけど→

孝介は すごい力を持ってるだろ? (高橋) うん。

何で そんなことできたか 分かるか?

ん~… 分かんない。

孝介がお父さんの子だからだよ。

お父さんの子だから?

うん。

よいしょ ほら 見てみ。

うわぁ!

孝介もやってみ。

(高橋) え… え…。

ほら 指先に力を集中して グ~って。

うん…。

(高橋) できた。 >> なっ?

じゃあ 何で お父さんが→

そんな力を 持ってるかっていうと→

お父さんは元々→

地球人じゃないからなんだよ。

地球人じゃ ない? 宇宙人?

まぁ こっちの人たちからすると そうなるな。

(高橋) 僕は?

孝介は 地球で生まれて 地球で育ってるから→

地球人ではあるんだけど→

お父さんの血を引いてるから 半分宇宙人ってことになるかな。

母さんは すごい力 持ってないの?

お母さん? お母さんはね…。

持ってない。 フフフ…。

(恭介) でも その代わり お母さんは優しいだろ?

(高橋) うん。 >> あっ。

だから すごい力を持ったお父さんと→

優しいお母さんから生まれた 孝介は→

強さも優しさも兼ね備えてる ってことなんだよ。

いいとこ取りってことね。

フフフ… フフっ。

(恭介) でもな 孝介→

お父さんは その力は 使わないようにしてるんだよ。

何で?

だって お父さんから そんな力 使っちゃったら→

みんなビックリしちゃうだろ? >> うん。

それに もし宇宙人だなんてことが みんなに知られちゃったら→

政府の機関に連れていかれちゃう かもしれないからさ。

(高橋) そうなの? (恭介) うん。

ほら アメリカで捕らえられた 宇宙人の写真あっただろ?

(高橋) うん あれって本物なの?

あれが本物かどうかは 分かんないけど→

見つかったら ああなるってことだから。

(高橋) そっか…。

(弘子) はい。 >> だから 孝介も→

その力は今日で封印な。

使っちゃいけないの?

うん そんな力 使わなくても 孝介は十分やっていけるだろ?

うん。

あと 宇宙人のことも内緒な。

たっくんとか しゅんちゃんにも?

うん 内緒 約束できるよな?

分かった。

その代わり お母さんが優しいってことは→

みんなに言い触らしていいからね。

そうだな それは自慢していいよ。 >> フフフ…。

よし じゃあ この話は終わり。

(2人) うん。

(恭介) よし。

ところでさ ずっと気になってたんだけど→

2人 何か食べてきた?

(2人) えっ?

いや 何か いつもより箸が進んでなくない?

あっ そう?

(においを嗅ぐ音)

2人で もんぶらん行った?

んっ? 行ってない。 >> 行ってないよ。

孝介 鼻に意識集中して におってみ?

(においを嗅ぐ音)

ねぇ 今 その能力 使わないでって 約束したでしょ?

これ 生クリームのにおいだよな?

2人だけで パフェ食べてきたんだよな?

孝ちゃん ほら→

ご飯食べて さっさとお風呂行っといで。

うん。 (弘子) ねっ?

ねぇ 優しさは?

(弘子) んっ?

(高橋) おいしい おいしい。

(はなをすする音)

もう治ったか?

うん。 >> そっか。

(はなをすする音)

これは 副作用っていってな 能力を使うとなっちゃうんだよ。

今回は ちょっとで済んだけど→

下手すりゃ命に関わるような 副作用も出かねないから→

もう能力は使うなよ?

うん。

(清美の声) へぇ~ ステキなご両親。

(葉月) お父さんも 頼りになる方だったんですね。

>> そうだね でも ちょっと 抜けてるとこもあったけどね。

(葉月) そうなんですか? >> うん。

いや 一回さ 親父のせいで 世間にバレそうになってさ。

(美波) えっ 何でですか? >> いや 俺が小さい時に→

親父が甲府のブドウ畑の辺りを 散歩してたら→

俺に似てる子供を見つけて 声かけたんだって。

したら 全然違う子で→

その子が「宇宙人に肩たたかれた」 って言って大騒ぎになったのよ。

(葉月) え~ でも お父さんって 見た目は地球人なんですよね?

>> いや それがさ その日 めちゃくちゃ寒かったみたいで→

親父が たまたま 向こうの星から持ってきた→

防寒具を着てたんだけど→

それが いかにも宇宙服っぽい シルバーの素材のやつでさ。

ねぇ そんなの着てたら 怪しまれるに決まってるよ。

ごめん 油断してた。

(美波の声) あっ 何か聞いたことあるかも。

>> でしょ? いや 何とか バレずに済んだんだけどさ→

それ以来 わが家は より一層 徹底するようになったね。

(清美) じゃあ 高橋さんも全然 能力 使ってこなかったんですか?

>> うん 使わなかったし ホントに誰にも言わなかった。

(美波) 「誰にも」ってすごいですよね。

私だったら きーちゃんと はっちには言っちゃう。

(清美) 私も。 (葉月) 言っちゃう。

>> いや 俺も 幼なじみぐらいには 言いたかったんだけどねぇ。

(拓也) えっ ウッソ? (高橋) ヤバくね?

(俊介) だから 誰にも内緒ね。

ホント たっくんと孝介だけにしか 言ってないから。

(拓也) いや 誰にも言わないよな。 (高橋) うん 言わない。

(拓也) じゃあさ 俺たちも秘密 言おうよ。

(高橋) うん いいよ。

(俊介) えっ 何? (拓也) じゃあ まず俺からね。

(拓也) 俺の好きな人は…→

金本。 (俊介) えっ?

(拓也) いや ホントに だから 絶対内緒ね。

(2人) うん 分かった。

(拓也) じゃあ 次は孝介。

俺はね…。

毎週 「11PM」見てる。

そうなの? エッロ!

俺も見たことあるけど 毎週はすげぇな。

絶対内緒な。 (俊介) もちろん。

(拓也) 孝介って こんなエロいヤツだったんだな。

(俊介) なっ エロ介だ!

(拓也) じゃあね 孝介。 (俊介) また あしたな。

(2人) バイバイ。

(拓也) そういえばさ 俊介さ 今日 そろばんじゃなかったっけ?

(俊介) ヤバい 忘れてた。

(高橋) ただいま。

(弘子) おかえり 手 洗って うがいしな。

(高橋) はい。

(玄関のベル)

(配達員) 電報で~す。 (高橋) ありがとうございます。

⟨高校を卒業した私は…⟩

⟨山梨大学の医学部を受験し→

見事 合格した⟩ (恭介) やったな おめでとう!

(弘子) おめでとう。 (恭介) いや~ すごいな。

おめでとう。 >> ねっ 頑張ってたもんね。

(高橋) うん。

あの~… 孝介→

一応 確認なんだけどさ。 (高橋) えっ 何?

能力 使ってないよな?

えっ? うん 使ってないけど。

ヤダ 何言ってんの 自力に決まってるじゃんねぇ。

うん。 >> そっか ごめん ごめん。

いや 別に 疑ってるわけじゃないんだけど→

ほら 万が一 能力 使ってたりしたら→

その後が大変だからさ。 >> 大変って?

いや 頭脳に関する能力を上げると ハゲるんだよ。

えっ? (弘子) 副作用?

うん しかも 普段の学力じゃ→

ついていけないようなレベルの 大学に通うとなると→

能力 使い続けなきゃいけないからさ。

え~ ヤダ じゃあ 卒業する頃には ツルッパゲじゃん ねっ?

(恭介) まぁ 孝介が違うんなら→

心配ないんだけど。 >> それは大丈夫よ ねっ?

うん。

⟨この後 怖くなった私は→

両親に本当のことを正直に話して 謝罪し→

入学早々 中退させてもらうことになった⟩

まぁ その時に やっぱ 能力は 使っちゃいけないなって思ったね。

(美波) ハゲは温泉じゃ治んないんすか? >> 治んないね。

だから ほら 俺 ちょっと髪 薄いでしょ?

(葉月:美波) あ~。

これって 自前のハゲじゃなくて 能力のせいなのよ。

(葉月:美波) へぇ~。

(葉月) 自前のハゲ?

>> 自然に ハゲたわけじゃないってこと。

本来 俺 ハゲるタイプじゃないからさ。

(美波) あっ そうなんすね。

(清美) 何か すごい 自前じゃないことを 強調してますけど→

自前のハゲより→

能力を使ったハゲの方が かっこ悪くないですか?

>> は? 何で?

(清美) いや だって 自前のハゲは 遺伝とかだったりするから→

仕方ないことじゃないですか。 >> まぁ そうね。

(清美) でも 高橋さんのハゲ方って→

要は ズルして大学に受かった 代償みたいなものだから…。

>> は? (葉月) 確かに。

(美波) ズルッパゲだ。 >> いや ズルッパゲって何だよ。

別に カンニング したわけじゃないんだから→

ズルじゃないでしょ。 (清美) いや でも 努力してないから→

ズルですよ。 (葉月) 罰が当たったんですね。

>> 罰って何よ。 (美波) 何か昔話みたいだよね。

(清美) 確かに昔話っぽい 「ズルハゲじいさん」。

>> いや 「こぶとりじいさん」みたいに 言うなよ。

(奥田) これまで うちを 利用してくださってた→

常連さんたちも たくさん いらっしゃいますし。

ええ 聞いてますよ。

(奥田) 従業員も ここから再就職となると→

年齢的にも厳しい者もいるので。

確かにね。

(奥田) 何とか もう一度 考え直して いただけないでしょうか?

ん~…。

(清美) その後 大学は どこにも行かなかったんですか?

>> いや 今度は 自力で 他の大学 受験しようと思って→

いったん浪人して バイトしながら 毎日 勉強してたよ。

(葉月) へぇ~ そこは偉いですね。

(美波) 確かに 自力で リベンジしようと思ったのはね。

>> あっ そう? (美波) うん。

>> まぁ 正直 俺もさ→

山梨大の医学部 受かった時→

そこまで こう 実際 達成感みたいなものがなくてさ。

だったら そこは能力に頼らず 自分の学力だけで…。

(葉月) あの すいません。 >> ん?

(葉月) 別に そんな 得意げになるほどではないです。

>> 何が? (葉月) 本来 それが当たり前ですからね。

>> まぁね…。

(清美) で 結局 どこの大学 受けたんですか?

>> いや 受けらんなかったのよ。

♪~

(弘子) 孝ちゃん? どうした? 早かったね。

浅ノ湯が閉館した。

え?

(葉月の声) 今と似たような状況だ。

(高橋の声) そうなのよ。

(清美) それでレイクホテルが建つ ってことですか?

>> うん。

(清美) そっか… 知らなかった。

>> しかも 建設に何年もかかるからさ。

(清美) そっか。

入れないんだ。 >> そうなのよ。

(葉月) どうやって しのいだんですか?

>> だから 建設中の建物に 夜中 家族で忍び込んで入ってた。

(美波) 例のパターンだ。 >> 例のパターンってやめて。

生きるために仕方なくだからさ。

(美波) まぁ そうですよね。

>> ただ それを 近所の人が見てたみたいで→

通報されちゃってさ。 (清美) えっ どうなったんですか?

>> そこから 一気に警備が厳しくなってね。

(清美) うわ ヤバいじゃないですか。

>> それでも俺が 何とか セキュリティーをかいくぐって→

タンクにお湯を入れて 持ち帰ってたりしてたんだけど→

それじゃあ やっぱ足んなくてさ。

俺は まだ半分地球人だし 若かったから→

ギリ何とかなったんだけど→

でも 祖父母と親父は 徐々に弱っていってさ…。

(3人) え~…。

で 結局 ホテルが完成する直前に→

みんな亡くなっちゃったんだよね。

(葉月) 悲し過ぎる…。

(美波) そんなことがあったんですね…。

>> うん。

(清美) 何か すみません つらい話 させちゃって。

>> いや 大丈夫。

まぁ 考えてみたら 地球に不時着してから→

そこまで生き延びれただけでもさ 奇跡みたいなもんだからね。

(清美) えっ 皆さん お幾つで お亡くなりになったんですか?

>> 確か 祖父母たちが 130歳ぐらいで→

親父が94かな。

今 結構生きてんじゃんって 思った?

(清美) え? いえいえ…。

>> そういう空気だったよね? 今。

(清美) いや そんなことないですよ。

(美波) うん つらかっただろうなっていう 空気ですよ。

>> ホント?

でも 思ってたより生きてるなって 思ったよね?

ねぇ。

(清美) まぁ 思ったよりは→

そうですね…。 >> そうなんじゃない。

違うのよ うちの星の平均寿命って 200歳ぐらいなのね。

(清美) そうなんですか? >> うん。

それでいうと だいぶ早いのよ。

(美波) あっ 確かに早いですね。

(葉月) じゃあ 高橋さんって→

ご両親が幾つの時の 子なんですか?

>> えっと 母親が30歳で→

親父が… 73かな。

(美波) ふ~ん。

(清美) だいぶ 年の差婚なんですね。

(美波) 何か 頭でイメージしてた映像と だいぶ違うよね。

>> いや でも 寿命が長い分 見た目も若いから→

ちょっと年上ぐらいの 感じだったと思うよ。

(清美) あ~ そうなんですね。

えっ 高橋さんって 今 お幾つでしたっけ?

>> 54。 (美波) それって人間でいうと→

何歳くらいですか? >> 54だよ。

それ 犬とかに使う時の 数え方でしょ。

(葉月) でも ほら 寿命も年の取り方も違うから。

>> いや そうだけど それで 言わなくてもいいじゃないのよ。

(葉月) そっか。 >> うん。

(葉月) で 高橋さんは どうやって助かったんですか?

>> 親父たちが亡くなって すぐに→

レイクホテルが 完成したんだけどさ→

最初は 週に何日か泊まりに行って つかってたんだけど→

それだと経済的に厳しくてさ。 (3人) あ~。

なんで 従業員として就職したのよ。

(清美) あっ それなら 堂々と入れますもんね。

>> うん。

(清美) っていうか 高橋さん→

ずっと 誰にも言わずに→

能力も使わずに 生活してたんですよね?

>> まぁ そうだね。

(清美) でも 私のこと 能力で 助けてくれたじゃないですか。

>> 助けたね。

(美波) あと うちらの しょうもない お願いも聞いてくれるし。

(葉月) それは何でなんですか?

>> それはねぇ…。

(弘子) どう? ホテルの方は。

⟨10年前のある日→

久しぶりに母と出かけた 帰り道⟩

(弘子) 温泉は ちゃんと入れてる?

まぁ 2日に1回は 夜勤の休憩時間に入ってる。

ならいいけど。 (高橋) うん。

あっ 久しぶりに もんぶらん行く?

(高橋) あ~ いいよ 行こうか。

ちょっと空いてるか見てくる。 (弘子) うん。

(ドアベル)

大丈夫 空いてた。 >> あっ ホント?

(弘子) あっ。

♪~

(高橋) それまで 絶対 能力は使っちゃいけないって→

ずっと封印してきたからさ→

反応できなくて…。

その後悔が 自分の中にずっとあってさ…。

(清美) おっ おっ おっ…。

(クラクション) (急ブレーキ音)

(運転手) 大丈夫ですか?

(清美) あ… 大丈夫です。

♪~

(清美) そうだったんですね…。

(葉月) 何か 今まで 雑にお願いとかしちゃって→

すいません。 >> いいよ 別に。

(清美) ホントありがとうございます。

(美波) でも 天国のお母さんも→

今の高橋さんを見て きっと喜んでくれてますよ。

(清美) 優しい お母さんだったんですもんね。

>> あのさ→

死んでねえから。

(清美) え?

>> 母親 死んでねえから。

(清美) あっ そうなんですか?

>> うん。

(美波) 話し方からして 亡くなってると思ってた。

>> いやいや 骨折はしたけど 死んでねえから。

(清美) あっ そっか。

じゃあ よかったです。

>> うん めちゃくちゃ生きてるから。

(美波) 高橋さんって 結婚とか 考えたことなかったんですか?

>> まぁ 正直ないんだよね。

(美波) へぇ~ 何でですか?

>> いや やっぱ 半分だけど宇宙人だからさ→

そのことで 何か家族に苦労させたくないし。

(3人) ふ~ん。

(葉月) じゃあ 今まで 恋人とかもいなかったんですか?

>> 一生独身って決めてたからさ→

全く そういうことに 興味が持てなかったんだよね。

(葉月) ふ~ん。

>> まぁ 孤独っちゃ孤独だけど→

でも それは 仕方ないかなぁと思って。

(清美) えっ? 今も孤独ですか?

>> ん? (美波) うちらが いるじゃないですか。

(葉月) うん めっちゃお茶してるし。 (清美) 何なら全部 知ってるし。

>> そっか…。 (清美) うん。

ホテルのことも一緒に考えましょ。

(美波) まだ時間はあるし 何とかなりますよ。

(葉月) うん 最悪 温泉も みんなで運びますし。

(清美) うん。 >> ありがとう。

(美波) となると例の手口かぁ。

>> いや 手口って言うの やめてもらえる?

⟨確かに 彼女たちに カミングアウトしてから→

孤独を感じることは なくなっていた⟩

⟨ずうずうしいけど→

特別扱いすることなく 接してくれる彼女たちに→

私は文句を言いながらも→

必要とされることに喜び…⟩

\エロ介?/

おぉ。

(拓也) エロ介 今日休み? >> ああ まぁ…。

あっ 幼なじみ。

(3人) こんにちは。 (拓也) こんにちは。

どうしたの? (高橋) ん?

すごいじゃん エロ介 女性に囲まれて。

いや そういうんじゃないから。

職場の同僚とその友達。 いや 分かってるよ。

エロ介がモテるなんて あり得ないから。

(高橋) 何だよ それ。 (俊介) 大丈夫?

エロ介がエロいのバレてない? (高橋) 何もないだろ 別に。

(俊介) いや キャバ嬢にしつこくし過ぎて…。

(高橋) うるさい! いい いい いいから いいから! 早く…。

あんだけキモがられれば さすがに懲りるか。

やめろよ! 分かったよ。

邪魔して ごめんなさいね。 >> いい いい 話さない 話さない。

(拓也) じゃあ また電話する。

(清美) そういうことに 興味 持てなかったんですよね?

>> まぁ 一応 ほら→

地球人のふりを しなきゃいけないからさ。

(葉月) 作戦の件は いったん白紙でいいですかね?

>> 待ってよ 孤独じゃないって 言ってくれたじゃない。

(美波) でも エロ介さん…。

>> エロ介さんって呼ぶの やめてもらっていいかな?

ちょっと あの 場所変えない? (美波) えっ?

(清美) 何でですか? >> ジョナサン行こうよ いいから。

(美波) 別に ここで いいじゃないですか。 >> いやいや… おごるからさ→

ジョナサン行こう ねっ? (美波) でも エロ介さん…。

>> エロ介さんって呼ばない エロ介さんって呼ばない。

いいから 早く早く 早く早く ちょっと移動…。

(葉月) エロ橋さん 何 そんな焦って…。 >> エロ橋さんって何だよ。

(清美) えっ こっちも おごりってことで いいんですか?

>> まぁ いいよ でも ドリンクだけね。

(美波) えっ そうなんすか? >> いや だって お腹すいてる?

(美波) いやいや 大人4人で ドリンクバーだけは→

気まずいですって。 >> いや そんなことないでしょ。

(清美) せめて ポテトくらいは頼みません?

>> じゃあ ポテトまでね。

(葉月) 1皿? >> そりゃそうでしょ。

(葉月) いや~ さすがに 1皿はキツくないですか?

>> 十分でしょ。 (清美) いや 大人4人でドリンクバーと→

真ん中にポテト1皿だけで 居座るって 何かちょっとねぇ。

(美波) 分かる 見栄え的に何かねぇ。

(葉月) ここ よく来るからね なおさらですよね。

>> 気にし過ぎでしょ それは。 (清美) あっ じゃあ 私 ポテト払うんで。

(由美) あれ? 清美さん? (清美) あっ 由美ちゃん。

(由美) あっ 高橋さんもいる。 (高橋) お疲れさまです。

(清美) 同僚の由美ちゃん。

(瑞稀) 高橋さん この間 大丈夫でした?

この間? (瑞稀) 何かホテルの前で→

テレビの人に捕まってるの 見かけたんで。

あ~ あれは まぁ 大丈夫 ちゃんと言っといたから。

(瑞稀) じゃあ よかったです。 >> ただ映像データとか→

いろいろ残ってるだろうから それは ちょっと心配だけどね。

(瑞稀) あ~… それなら大丈夫ですよ。

んっ? 何で?

消しといたんで。 消しといた?

どういうこと? (由美) あれ?

言ってなかったでしたっけ? >> 何を?

いや みずぽん 超能力者なんですよ。

(4人) えっ?

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