All language subtitles for More.Than.Words.EP05.1080p.AMZN.WEB-DL.DDP2.0.H.264-MagicStar

（福長永慈ふくなが えいじ）
俺がつきあってんのは―

美枝子みえこちゃんじゃなくて―

マッキー

（福長令奈）
マッキーって あの男の子よね

夏に遊びに来た

そっか　そうなのね

（福長安寧あんな）だよね

分かってくれるって
思ってたんだ

（福長洋介ようすけ）今だけだよな

（永慈）え？

（安寧）何？

（安寧）どういう意味？
（洋介）安寧は黙ってなさい

いや だって おかしいだろ
なんで…

今だけ

少しの間だけなら何も言わない

その代わり 誰にも
バレないようにしなさい

（高木たかぎ美枝子）
遅いなあ 永ちゃん

（妹尾槙雄せのお まきお）うーん

（ドアの開閉音）

（永慈）ただいま

（槙雄）メリークリスマス
（安寧）わあっ

（美枝子）安寧？
（槙雄）えっ

（安寧）わあっ ハハハッ
（美枝子）ハハッ

（美枝子）えっ？
（安寧）ごめんね 急に

（槙雄）いや ええよ

（安寧）サプライズ
（美枝子）アハハハッ

（槙雄）
いや 大歓迎やねんけど…

（美枝子）遅かったけど
道 混んでたん？

いやあ それが大変でさ

（安寧）パパがマッキーのこと…
（永慈）言わんくていい

（槙雄）いや ちゃんと言うてよ

おっちゃんが何か言うたんか？

俺と永慈のことか？

こっちも もう…

大人やし

いちいち口 出されることやない

ああ もう
私 自分の親に がっかり

あんな頭ごなしに
言う必要なくない？

ママも 何だかんだ
パパのイエスマンだし

もうええから

ああ

（美枝子）
いや けど 大丈夫なん？

永ちゃん こっちに帰ってきて

大丈夫やから 帰ってきたんや

あっ えっ
食べずに待っててくれたん？

ごめんな

みんなで食べよか
なっ ハハハッ

（美枝子・永慈）うん

食べよ 食べよ

（槙雄）せやな
（美枝子）安寧も座って

（永慈）
えっ 何 飾りつけしてくれたん？

（槙雄）せやで
（安寧）ごめんね ホント

（美枝子）ううん
（槙雄）いや 何か腹 減りすぎたわ

永慈 ラーメンも作ってや

（美枝子）安寧も何か飲む？
（槙雄）追加な

（美枝子）何がいい？
（永慈）ああ

（槙雄）
まだチキン 食べてへんけど

（美枝子）どれがええ？
（安寧）え… これ

（美枝子）これ？
（安寧）うん

（安寧）ありがと
（槙雄）ピザ

（永慈）はい
（槙雄）ん？

（槙雄・美枝子）えっ？

（永慈）プレゼント
（槙雄・美枝子）ええっ

（永慈）逆や 逆
（槙雄）クリスマスプレゼント

（美枝子）ありがとう
（槙雄）えっ ほんまに？

（永慈）うん
（美枝子）えっ 何やろ

（槙雄）開けてええ？　見てええ？
（永慈）ええよ

（美枝子）えっ 何や 何や

（槙雄）おお ニット おお

（槙雄）エンム エンム
（美枝子）Ｍ

（安寧）エンム

（永慈）いや これ…
（槙雄）えっ 槙雄のＭやろ？

（永慈）そう
（槙雄）オホホホッ かわいいな

（美枝子）ええなあ　うち 何やろ

（永慈）ええよ 着ても 今
（槙雄）着てええの？

（槙雄）ほんまに？
（美枝子）えっ

（美枝子）マフラー？
（永慈）マフラー

ええっ かわいい　ありがとう

（安寧）ああ いい感じ
（永慈）今日の服装に めっちゃ合うやん

（美枝子）そうやなあ
（安寧）うん

（槙雄）どうやって開けるの？　これ
（美枝子）うれしいわ

（槙雄）どうやって開けるの？　これ
（美枝子）うれしいわ
（安寧）
あっ 似合ってる

（美枝子）うん

（安寧）チキン 食べんの？

ラーメン チキン 肉

（永慈）はい

（安寧）ありがとう
（槙雄）うん 冷めてもうまい

（美枝子）これ 取りにくいわ

（永慈）フフフッ

（美枝子たち）ハハハッ

（西田にしだ）
もうちょっと まばらにしねえと

（永慈）あっ
（西田）ぼかしになんないから

（永慈）はい

（西田）そうそう
（永慈）はい

（美枝子）あっ
（榊さかきみちる）美枝子ちゃん

（みちる）フフフフッ
（美枝子）ああ びっくりしたわ

（みちる）帰ろ

（美枝子）うん 行こか
（みちる）うん

（みちる・生徒）ほなね

（みちる・美枝子）ほな
（生徒）おつ

（携帯電話の振動音）

おっ マッキー 暇してるらしいわ

（美枝子）行く？
（みちる）うん 行こ

（槙雄）
なあ 俺 あと１日 休んだら―

卒業させへんって
言われたんやけど

そら そうちゃう？
休みすぎやもん

（槙雄）うーん…

永慈んちから
学校 微妙に遠いからな

ええから 登校日くらい来きいや

（槙雄）うーん…
（みちる）なあ

春休みになったら
入学式の服 一緒に買いに行こな

（美枝子）うん 楽しみやな

（みちる）うん フフッ

（槙雄）いやあ 美枝子が―

美容の専門 進むとか
思わへんかったわ

ああ 安寧の影響かも

（槙雄）何か変わったよな

（美枝子）ん？

（槙雄）何か女っぽくなった

あんたは 何一つ 変わらんな

（槙雄）
何や それ　バカにしとんのか

いや 実際 変化 嫌うやん

就職もバイト先のままやし

（槙雄）ええやろ それは
（美枝子）いや ええことやと思うで

変わらんのも

（美枝子）なっ
（みちる）うん

（美枝子）聞いてへんかったやろ 今
（みちる）ううん 聞いてた

（美枝子）ほんま？

（みちる）うん 好き
（美枝子）フフフッ

（携帯電話の振動音）
（みちる）なあ 専門って学食あるんかな

（美枝子）ああ ないんちゃう？

（みちる）えっ ないん？

（槙雄）ん？　どしたん？

ん？　雨？

ああ 洗濯もんな

うん 分かった
やっとく やっとく

うん また　はーい

すまん １回 ちょっと
永慈んち 寄ってくわ

（美枝子）うん はい はい

（槙雄）またね
（美枝子・みちる）また

（洋介）作業員の手配が
ちょっと甘いかな

見積もり的には
また問題ないから

槙雄君

（洋介）かけ直す
（槙雄）おっちゃん

久しぶり

（槙雄）よいしょ

永慈 もうすぐ
帰ってくると思うわ

気 利かして帰りたいんやけど
洗濯物 取り込まんとあかんから

槙雄君は…

その ずっと…

（槙雄）まあ 仲良くやってんで

おっちゃんは？

もう ずいぶんと
前みたいには できてないかな

安寧も もう
帰ってこなくなったし

帰ってきても あんまり…

永慈は よく…
こんなこと 君にさせてんの？

（槙雄）持ちつ持たれつやで

そうか

（雷鳴）

Ｔシャツって 家によって
たたみ方 ちゃうねんな

おっちゃんちは こうやろ？

（洋介）うん

（槙雄）…で

よいしょ

俺んちは…

こうやってん

そっか

（槙雄）うん

おっちゃんも手伝ってや

んっ ありがとう

おっちゃんは
俺たちのこと 反対やねんな

俺は こうやって
しゃべるのも楽しいけど

反対は反対だけど―

槙雄君との関係を
嫌悪してるってことじゃない

前に カウボーイハットをくれた
親友の話 したよね？

（槙雄）うん

彼もゲイだった

当時 アメリカには
アンチゲイが多くて

特に僕が住んでた街には

親友も僕と２～３人にしか
話さなかった

なのに…

過激なやつらにバレて
リンチされて…

彼は今も…

右手が麻痺まひして動かない

昔の話かもしれない

でも 自分の息子が
そうなったらって思うと…

怖い

だから…

親として賛同はできない

それ 永慈にも
話してあげたらええのに

おっちゃんの思ってること
知りたいと思うで

ほな 洗濯物 終わったし またな

（ドアの開閉音）

（美枝子）マッキー

（槙雄）おお
（美枝子）珍しく時間どおりやな

まあな

どないしたん？

何がやねん

何か静かやん

いや さっきな
永慈のおっちゃんに会ってん

えっ どこで？

（槙雄）うーん… 永慈の部屋で

それで 何 話したん？

（槙雄）うーん… あっ ここや

（槙雄）おひさ
（安寧）ああ

（安寧）お疲れ
（知佐ちさ）マッキー 久しぶり

（槙雄）いえーい

（安寧）かわいいね 相変わらず
（知佐）かわいい

（美枝子）安寧
（安寧）あっ 美枝子

（美枝子）久しぶり
（知佐）ああ 久しぶり

（槙雄）いや ２人とも早いな

（美枝子）おなか おっきいなあ

（知佐）
うん 今 ８か月 入ったとこ

（美枝子）すご　触ってええ？

もちろん

おお ハハッ

（安寧）女の子なんだって

あ… そうなんや　へえ

（安寧）めっちゃ おいしくない？
（槙雄）うん うまい

（美枝子）おいしいなあ
（槙雄）うまいなあ

（知佐）ねえ 私も食べたい
（安寧）んーっ ダーメ

（安寧）ダメよ こんなお刺身は
（槙雄）食べ 食べ

んっ これ もう食べれんで

（美枝子）んーっ おいしそう

（槙雄）貸し 貸し
（美枝子）ちょうだい

（美枝子）んっ
（槙雄）ええで

（美枝子）やったあ
（安寧）取って マッキー

ええで 置いとき

知佐ちゃん いつまでおるん？

一応 お産まで
実家で過ごすつもり

（美枝子）ふーん そっか

あ… 体は？　平気？

まあ これからかな
おなかも張ってきたし

（槙雄）せやなあ

でも おなかの子
どんどん動くようになってさ

かわいいんだ　フフフッ

（美枝子）そっか　そうなんやね
（知佐）うん

（槙雄）
え… 安寧は今日 うちに帰るん？

（安寧）ううん ホテル

（知佐）おじさんも 少しずつ―

理解しようと
してくれてるんじゃないの？

（安寧）うーん…

まあ フフフッ

（知佐）そっか

（永慈）おおっ
（槙雄）おお

（槙雄）永慈
（永慈）みんな そろっとるやん

（美枝子）永ちゃん
（安寧）おっそ

（知佐）
え… てか 髪型 変えたよね

（永慈）変えた

（安寧）どう思う？　髪型

（知佐）え… 前のほうがよかった
（槙雄・美枝子・安寧）ハハハハッ

（槙雄）言われとんで
（安寧）だって 永慈

（永慈）傷ついたわ
（安寧たち）アハハハハハッ

（永慈）ああ ごめんな

今 働いてるとこの店主さんが
飲み 連れてってくれて

（知佐）うん
（美枝子）あ… 染め物屋さんなんやって

（知佐）えっ じゃあ 将来は
そっちの道に進むの？

いや 来て いきなりで
あれなんやけど―

実は俺 今年から父さんの会社に
入ろうと思ってんねん

（美枝子）えっ

（安寧）そうなの？

（永慈）
前から父さんには言われてて

まあ 今まで
自由にしてきてもらったし

そろそろな

そっか

何か みんな ちょっとずつ
変わっていくんだね

（永慈）うん

永ちゃんは それでええの？

えっ？

いや 何か… やりたいこと
探してたんかなあって

いや 俺はさ
周りの人に恵まれてるから

やから これ以上 望んだら
何か バランス 崩れそうで

（美枝子）そっか

いや まあ 自分で考えて
決めたことや

フフフッ へヘッ

（槙雄）ちょっ… トイレ
（永慈）おう

（槙雄）んっ すまん

（知佐）あっ 永慈君
まだ何も頼んでないでしょ

（永慈）うん
（知佐）何にする？

（永慈）
うーん… まあ 生かな とりあえず

（知佐）生
（永慈）うん

（永慈）どこで頼むん？
（知佐）あっ あっち あっち

（永慈）あっ これか
（知佐）うん

（永慈）何か…

（美枝子）トイレ 長すぎやろ

こういう時 タバコ 吸えたら
カッコつくのにな

（美枝子）フフフッ

さっき 話の途中やった

ああ おっちゃんの？

（美枝子）うん

別に ひどいこと
言われたとかやないで

ただ おっちゃんには
おっちゃんなりの考えがあって

それ 聞いたら
納得できることもあってん

それって どんなこと？

それは言えん

おっちゃんが俺だけに
話した意図を くまなあかんやろ

まあ 時間が解決してくれるかもって
思ってたことが―

そもそも そういうこと
ちゃうかったってことや

（永慈）はい はい 帰りますよ

（美枝子）気ぃつけや
（安寧）んっ 永慈

（美枝子）知佐ちゃん バイバイ

（知佐）あ… バイバーイ

（安寧）ちょ ちょ… ちょっ 待って
（永慈）何 何 何 何…

（美枝子）えっ？
（安寧）美枝子

（安寧）んっ ギューッ
（槙雄）何なん？

（美枝子）またな

（安寧）また来るからね

（美枝子）うん

（安寧）じゃあな
（美枝子）ウフフッ

（安寧）ウフフッ
（美枝子）またな

（安寧）あばよ

（槙雄）あばよ
（美枝子）気ぃつけや

（安寧）マッキーもバイバイ

ほなね

（美枝子）ほなね

（槙雄・美枝子）またな
（安寧）バイバーイ

（安寧）いい夢 見ろよ

（安寧）いい夢 見ろよ
（美枝子）
はよ来てね また

（美枝子）
はよ来てね また

（美枝子）
はよ来てね また
（知佐）いい夢 見ろよ
（美枝子・永慈）ハハハッ

（知佐）いい夢 見ろよ
（美枝子・永慈）ハハハッ

（安寧）あばよ
（知佐）バイバーイ

（安寧）あばよ
（知佐）バイバーイ
（美枝子）
気ぃつけや

（槙雄）ほなね
（安寧）頑張れ 若者　いえーい

（槙雄）何なん？

（安寧）ああ 気持ち悪っ
（永慈）フフッ ハハッ

ハハッ フッ ジジイやん

（槙雄）ヤバいなあ
（美枝子）いや いや いや フフフッ

（永慈）
いや 珍しいで あんなんなるの

（美枝子）へえ そうなんや
（永慈）おお

人前じゃ あんま酔わんからな

（美枝子）あ…
うちらに気 許してたってことか

（永慈）
いや ほんまに そうやと思う

（美枝子）永ちゃんも酔ってるな

（永慈）いや いや いや
（槙雄）俺 コンビニ 行ってくるわ

（美枝子）ああ
（永慈）おお

（店員）どうぞ

（レジの操作音）

（店員）145円です

500円 お預かりします

355円とレシート お返しなります

（美枝子）マッキー 遅いな

（永慈）うん

（美枝子）
ひょっとして家 帰ったんかな

（永慈）いやあ そやろか

（美枝子）電話してみるわ

（永慈）うん

（電話の呼び出し音）

（携帯電話の振動音）

（美枝子）あんな 永ちゃん

（永慈）うん

マッキー 今日 永ちゃんの
お父さんに会ったんやって

（永慈）えっ

そうなん？　は？　どこで？

ここで

何 話したん？

（美枝子）うーん…

いや マッキーも はっきり
言わへんねんけど

父さんに何か言われたんかな

（ドアの開閉音）

（槙雄）ただいま

（永慈）え？　マッキー

（美枝子）
ちょ… 電話にも出んと何してたん

（槙雄）ああ ごめん ごめん

ちょっと コンビニで立ち読みして
ハマってもうてん

（美枝子）は？　何しとんねん

心配したんやから

（槙雄）うん

何やねん

んっ これ 何 見てるん？

（美枝子）知佐ちゃんの写真集

おお 俺 まだ見てへんねん

おお

おお ええなあ

知佐や

うん うん

これ ええなあ

（永慈）おお きれいやな

（槙雄）うん

永慈ってさ

（永慈）ん？

女の人 好きになったことあるん？

いや…

俺 その…

初めて ちゃんと好きになったん
マッキーやねん

（槙雄）
いや おい 店長 カウントしたれよ

（永慈）いや 店長は
単にカッコいいなあって

憧れみたいな

あんた てれてんの？

何や 悪いか？

（美枝子）えっ マッキーでも
てれたりするねんな

うっさいなあ

てれてるで

（永慈）体 冷えたやろ
（槙雄）うん

（永慈）あったまんで
（槙雄）ありがとう

（永慈）んっ
（槙雄）うん

（美枝子）フフッ
（永慈）フフフフッ

（美枝子）フッ フフッ

（槙雄）うまい
（永慈）ププッ

（美枝子）この２人が ずっと
一緒にいられますように

（美枝子）この２人が ずっと
一緒にいられますように
（槙雄）
うまい うまい

（美枝子）この２人が ずっと
一緒にいられますように

（美枝子）この２人が ずっと
一緒にいられますように
うまい うまい

うまい うまい

（永慈）そうか よかったな

（永慈）そうか よかったな
♪～

♪～

♪～
（美枝子）フフッ
（永慈）アハハッ

♪～

♪～
何 笑わろてんねん

♪～

（美枝子）ハハハハッ
（槙雄）何？

（永慈）何？

（美枝子）耳 赤いで
（槙雄）うまい

（槙雄）えっ？
（美枝子）耳 赤いで

（槙雄）は？　は？
（永慈）ほんまや 赤っ

（美枝子）ほんまやろ？

（槙雄）チッ チッ チッ チッ
アツ アツ アツッ

（美枝子）何しとんねん もう…

（槙雄）危ない 危ない 危ない
（永慈）知佐ちゃんにかかった？

（槙雄）何？
（美枝子）知佐ちゃんにかかった？

（槙雄）かかってないわ

（永慈）ほんまに？
（シャッター音）

（槙雄）撮んな
（永慈）アハハッ

（美枝子）いや 記念や 記念
（槙雄）撮んな　撮んな

（美枝子）記念や 記念　え？
（槙雄）ダメ ダメ

（美枝子）はい
（永慈）あとで送って それ

（美枝子）一緒に撮ったる 一緒に撮ったる
（槙雄）嫌やわ 嫌や

（美枝子）近づいて 近づいて
（槙雄）また？

（美枝子）はい はい
（永慈）フフフッ
（シャッター音）

（シャッター音）

（シャッター音）
（美枝子）知佐ちゃんに送んねん

（シャッター音）

（シャッター音）
（永慈）フフッ 仲ええな

（美枝子）うん 知佐に
（永慈）知佐に

（槙雄）知佐に
（永慈）フフフッ

（美枝子）はい
（槙雄）あ？

（槙雄）何？
（美枝子）チーズ

（シャッター音）

（永慈）フフッ
どんだけ撮んねん ハハハハッ

（槙雄）何？
（美枝子）ハハハハッ

（槙雄）嫌やわ
（美枝子）ああ 顔 赤いな

（永慈・美枝子）フフフフッ
（槙雄）ゲームでもせえへん？

（美枝子）あ… ゲーム？

（永慈）いや ええよ

（槙雄）なんでなん？
（美枝子）ハハハハッ

ええよ 別に

アハハハッ

（槙雄）やるで やんで
（美枝子）危ないて もう

（槙雄）やるで

（美枝子）やんの？

全然 分からへん

（槙雄）何だ？

変なふうに
なってもうた

きた きた きた
きた きた きた…

（槙雄）どうする？　プラン…

（槙雄）どうする？
（美枝子）うーん…

（永慈・美枝子）任せる
（槙雄）風船？

（永慈・美枝子）風船

（槙雄）風船はないわ

（槙雄）はい 選んでな
（美枝子）えっ どうしよ

あっ これ どうすればいい？

（永慈）丸… 丸… Ａか
（美枝子）Ａ

あれ？　うち どれや

（美枝子）これか
（槙雄）どれ どれ？

（永慈）俺 ピンクに…
（槙雄）青だろ

（永慈）俺は これ
（槙雄）青や 青

～♪