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00:02:01,121 --> 00:02:03,540 輸送機は雲に入った 22 00:02:09,212 --> 00:02:13,842 独軍の煙幕を疑った彼は すぐに時計を確認 23 00:02:14,342 --> 00:02:16,010 視界を遮られた今—— 24 00:02:16,094 --> 00:02:20,056 降下地点の見極めは 時間だけが頼りだ 25 00:02:23,726 --> 00:02:27,355 何百もの米軍機が イギリスを発ち 26 00:02:27,355 --> 00:02:29,732 西から接近していた 27 00:02:29,816 --> 00:02:35,280 降下時間は半島に入って きっかり8分30秒後 28 00:02:35,280 --> 00:02:39,909 目視が不可能な中 正確な降下は困難を伴う 29 00:02:39,993 --> 00:02:43,663 判断が遅れれば 海へ落下する 30 00:02:46,124 --> 00:02:47,917 6月5日が過ぎ—— 31 00:02:48,001 --> 00:02:53,381 ナチスの支配を打ち破るべく 進撃が始まった 32 00:02:54,757 --> 00:02:59,137 ギャビンらは初陣を担うべく 準備を行う 33 00:03:00,889 --> 00:03:05,059 {\an8}連合軍は数千人の 空挺隊員を派遣 34 00:03:05,560 --> 00:03:07,437 {\an8}夜間に降下し 35 00:03:07,437 --> 00:03:11,566 {\an8}独軍を倒して 要所を 確保する計画だ 36 00:03:11,566 --> 00:03:15,737 {\an8}攻め込む友軍のため 妨害工作を行う 37 00:03:15,737 --> 00:03:20,575 {\an8}独軍の邪魔をするのが 彼らの任務だった 38 00:03:17,030 --> 00:03:20,575 ミズーリ工科大学 J・C・マクマナス博士 39 00:03:21,576 --> 00:03:27,457 だが独軍ロンメル元帥は 空挺攻撃を予測していた 40 00:03:28,666 --> 00:03:33,671 {\an8}海岸へ援軍を送ることを 彼は想定していた 41 00:03:29,792 --> 00:03:33,379 軍事史学者 ペーター・リーブ博士 42 00:03:33,755 --> 00:03:37,175 でも後方に 敵が降り立ったら? 43 00:03:37,175 --> 00:03:39,969 独軍の補給線は寸断され 44 00:03:40,470 --> 00:03:44,474 海岸で戦う部隊は 餓死してしまう 45 00:03:45,850 --> 00:03:48,686 空挺攻撃をかく乱するため 46 00:03:48,895 --> 00:03:52,482 独軍は一面を浸水させた 47 00:03:52,899 --> 00:03:55,860 何千もの仕掛け地雷も設置 48 00:03:55,944 --> 00:03:57,237 元帥の名から—— 49 00:03:57,237 --> 00:04:01,449 “ロンメルのアスパラガス〟 と呼ばれた 50 00:04:02,283 --> 00:04:06,579 約3メートルの杭くいを 何本も地面に立て—— 51 00:04:06,913 --> 00:04:10,667 ワイヤで結び 上に地雷を設置する 52 00:04:10,667 --> 00:04:15,588 この一帯に着陸しようとする グライダーを 53 00:04:15,672 --> 00:04:18,007 爆破するのが目的だ 54 00:04:18,549 --> 00:04:21,552 ロンメルが自慢するには 55 00:04:21,761 --> 00:04:26,224 1個軍団で 90万もの杭を立てたという 56 00:04:27,433 --> 00:04:31,437 連合軍の偵察機は 降下予定の地点に 57 00:04:31,521 --> 00:04:34,274 林立する杭を確認した 58 00:04:35,650 --> 00:04:37,402 それを受けて—— 59 00:04:37,402 --> 00:04:41,864 空挺攻撃を撤回することも 検討された 60 00:04:42,407 --> 00:04:47,620 結局 障害物を避けるため 降下地点を変更した 61 00:04:58,756 --> 00:05:03,177 フランス上空で ギャビンは降下態勢に入る 62 00:05:03,761 --> 00:05:05,179 降下準備! 63 00:05:05,805 --> 00:05:06,973 起立! 64 00:05:09,267 --> 00:05:12,687 通常は降下長が 担当する指示を—— 65 00:05:13,354 --> 00:05:18,985 准将自らが務め 降下時の要点を教え込む 66 00:05:22,363 --> 00:05:23,656 点呼始め! 67 00:05:23,740 --> 00:05:24,615 8番完了 68 00:05:24,699 --> 00:05:26,034 7番完了 69 00:05:28,786 --> 00:05:31,873 ギャビンのモットーは 70 00:05:31,873 --> 00:05:35,376 “降下は先頭に 配給は最後に〟だ 71 00:05:35,460 --> 00:05:38,796 これは言葉どおりの 意味ではなく 72 00:05:38,880 --> 00:05:42,133 {\an8}もっと大きな含みがある 73 00:05:40,048 --> 00:05:43,760 作家 エド・ルジェロ 74 00:05:42,216 --> 00:05:45,887 {\an8}指揮官は率先して リスクを引き受け 75 00:05:45,887 --> 00:05:48,681 {\an8}恩恵は最後に受けるのだ 76 00:05:50,016 --> 00:05:54,103 雲の中に入ってから 7分が経過した 77 00:05:56,898 --> 00:05:58,483 切れ間から—— 78 00:05:59,400 --> 00:06:01,903 地上に目を走らせる 79 00:06:07,742 --> 00:06:12,497 突然 砲火や銃火が 機体を包む夜空に瞬いた 80 00:06:18,127 --> 00:06:22,965 機体に撃ち込まれる 高射砲の音がしたという 81 00:06:23,383 --> 00:06:26,719 輸送機は装甲されておらず 82 00:06:26,803 --> 00:06:31,432 その小石が当たるような音に 隊員は おびえた 83 00:06:31,516 --> 00:06:35,103 一刻も早く 降下する必要がある 84 00:06:36,604 --> 00:06:40,400 やがて操縦士から ゴーサインが届く 85 00:06:41,859 --> 00:06:42,860 降下! 86 00:06:42,944 --> 00:06:46,864 地上を一瞥いちべつし ギャビンは飛び降りた 87 00:06:48,866 --> 00:06:53,996 当初 高度180メートルから 降下する予定だった 88 00:06:55,164 --> 00:06:57,458 低い地点から降下すれば 89 00:06:57,542 --> 00:07:01,504 正確に着地でき 素早く隊列を組める 90 00:07:01,504 --> 00:07:07,802 だが この時は混乱のために 低空降下したに過ぎなかった 91 00:07:11,389 --> 00:07:14,475 間一髪で パラシュートを開き... 92 00:07:17,937 --> 00:07:18,980 何とか着地 93 00:07:19,939 --> 00:07:23,443 牛の鳴き声を聞き 安心したはずだ 94 00:07:23,443 --> 00:07:26,028 地雷原を免れたのだ 95 00:07:26,737 --> 00:07:28,364 無事に成功 96 00:07:28,990 --> 00:07:31,576 だが無事を祝えない者も 97 00:07:32,034 --> 00:07:35,538 当時のパラシュートは 性能が低く 98 00:07:35,538 --> 00:07:37,999 流されることが多かった 99 00:07:38,458 --> 00:07:42,962 避けられずに 火の中に突っ込むような—— 100 00:07:42,962 --> 00:07:46,841 悲惨な目に遭う可能性もある 101 00:07:53,097 --> 00:07:56,309 地雷 銃弾 水辺への落下など—— 102 00:07:56,309 --> 00:08:00,897 他にも不運に見舞われた 降下兵は多かった 103 00:08:08,154 --> 00:08:08,988 撃て 104 00:08:18,789 --> 00:08:21,083 ギャビンは パラシュートを外し 105 00:08:21,167 --> 00:08:22,960 辺りを見回す 106 00:08:23,544 --> 00:08:25,379 時計をなくしていた 107 00:08:28,132 --> 00:08:29,759 だが武器は無事だ 108 00:08:30,801 --> 00:08:33,137 茂みから声が聞こえる 109 00:08:33,471 --> 00:08:37,308 敵か味方かの判断は 生死を分ける 110 00:08:39,769 --> 00:08:40,770 “フラッシュ〟 111 00:08:44,190 --> 00:08:45,149 “サンダー〟 112 00:08:46,359 --> 00:08:51,072 口頭での 合言葉のやりとりに加えて 113 00:08:51,072 --> 00:08:54,700 音を立てるクリッカ-も 使われた 114 00:08:54,909 --> 00:08:57,036 1回 鳴らして—— 115 00:08:57,036 --> 00:09:00,373 2回 鳴れば 味方の印である 116 00:09:00,373 --> 00:09:03,292 そうでなければ 銃撃開始だ 117 00:09:04,502 --> 00:09:08,172 味方を確認して隊列を整える 118 00:09:09,423 --> 00:09:11,968 だが位置がつかめない 119 00:09:12,510 --> 00:09:17,598 第82空挺師団の多くは 目標を外して着陸した 120 00:09:19,850 --> 00:09:23,145 雲に覆われて 正確に飛行できず 121 00:09:23,229 --> 00:09:26,607 多くの隊員が 降下地点を外していた 122 00:09:29,360 --> 00:09:34,991 夜明け前に ようやく 目印の高架鉄道を発見 123 00:09:37,118 --> 00:09:40,705 だが湿地を 越える必要があった 124 00:09:42,707 --> 00:09:48,296 しかも米軍に気づいた独軍が 攻撃を仕掛けてきた 125 00:09:55,261 --> 00:09:57,888 独軍の集中攻撃に遭い—— 126 00:09:58,681 --> 00:10:01,100 部隊は湿地へ逃れる 127 00:10:07,315 --> 00:10:09,525 1944年6月6日 128 00:10:09,942 --> 00:10:11,652 フランス ノルマンディー 129 00:10:12,069 --> 00:10:15,281 敵陣の背後に降下して数時間 130 00:10:15,740 --> 00:10:20,745 米軍第82空挺師団の准将 ジェームズ・ギャビンは 131 00:10:21,287 --> 00:10:25,207 湿地の先にある 高架鉄道を目指すが 132 00:10:25,291 --> 00:10:27,251 一斉攻撃に遭う 133 00:10:33,090 --> 00:10:36,344 武器がぬれないよう 苦労して進む 134 00:10:41,098 --> 00:10:44,226 無事に湿地を渡りきると 135 00:10:44,810 --> 00:10:46,562 空が白んできた 136 00:10:57,948 --> 00:11:03,537 湿地を越え 朝になる頃 遠くで銃声がした 137 00:11:10,294 --> 00:11:12,838 {\an8}第505空挺歩兵連隊だ 138 00:11:12,088 --> 00:11:15,883 作家 エド・ルジェロ 139 00:11:12,922 --> 00:11:16,175 {\an8}ギャビンが 過去に指揮していた 140 00:11:17,551 --> 00:11:19,261 ドーラン中尉は—— 141 00:11:19,553 --> 00:11:25,017 指揮するA中隊と共に 正確な位置に降下していた 142 00:11:25,101 --> 00:11:28,145 そして30分ほどで 状況を確認し 143 00:11:28,229 --> 00:11:31,774 9割の隊員と 予定どおり出発した 144 00:11:32,817 --> 00:11:37,571 ドーランに続き ギャビンも目標を発見した 145 00:11:38,030 --> 00:11:40,241 ラ・フィエール橋頭堡きょうとうほだ 146 00:11:40,658 --> 00:11:44,620 建物が小さな石橋と 土手道に寄り添う 147 00:11:44,870 --> 00:11:48,082 2本しかない橋の1本だ 148 00:11:49,417 --> 00:11:53,212 目標には シェフ・デュ・ポン橋と 149 00:11:53,963 --> 00:11:57,216 サント・メール・ エグリーズも含まれる 150 00:11:57,216 --> 00:12:01,554 海岸へ向かう独軍を退け これらを確保して 151 00:12:01,554 --> 00:12:04,890 上陸中の ユタ・ビーチを守るのだ 152 00:12:11,147 --> 00:12:13,315 ドーランたちは—— 153 00:12:13,399 --> 00:12:18,320 建物周辺の独軍狙撃手と 機関銃手の一掃に成功 154 00:12:22,116 --> 00:12:25,995 ラ・フィエール橋頭堡の 確保は目前だ 155 00:12:25,995 --> 00:12:31,459 ギャビンの部隊は シェフ・デュ・ポン橋へ向かう 156 00:12:36,213 --> 00:12:40,134 次にドーランは 建物内の独軍を狙う 157 00:12:44,013 --> 00:12:46,140 バズーカが火を噴く 158 00:12:58,986 --> 00:13:02,656 ついに独軍の残兵が 姿を見せた 159 00:13:04,658 --> 00:13:06,494 武器を没収する 160 00:13:12,917 --> 00:13:14,585 建物を攻略し—— 161 00:13:14,585 --> 00:13:19,048 ラ・フィエール橋頭堡の 確保に成功した 162 00:13:20,132 --> 00:13:25,346 {\an8}ドーランの部隊は 建物の東側に塹壕ざんごうを掘り 163 00:13:25,805 --> 00:13:28,849 {\an8}地雷を埋め バリケードを築く 164 00:13:30,267 --> 00:13:35,189 {\an8}その一方で第507及び 第508空挺歩兵連隊が 165 00:13:35,189 --> 00:13:37,858 {\an8}川を渡り 西側に移動した 166 00:13:38,150 --> 00:13:41,529 {\an8}確保の次は 防衛が課題となる 167 00:13:41,320 --> 00:13:45,074 ミズーリ工科大学 J・C・マクマナス博士 168 00:13:41,612 --> 00:13:47,618 {\an8}独軍の反撃は必至だと 誰もが思ったはずだ 169 00:13:51,622 --> 00:13:53,999 6月6日の未明 170 00:13:54,083 --> 00:13:57,545 独軍は深刻な打撃を 被っていた 171 00:13:57,545 --> 00:13:58,587 伏せろ 172 00:14:04,134 --> 00:14:08,472 独軍第91師団長の ファリー少将は 173 00:14:08,597 --> 00:14:11,559 レンヌから帰営していた 174 00:14:13,018 --> 00:14:16,730 米軍の降下兵が その車を狙い撃つ 175 00:14:34,248 --> 00:14:36,083 止まれ! 176 00:14:38,252 --> 00:14:40,921 手を上げろ! 177 00:14:45,551 --> 00:14:46,343 よせ! 178 00:14:47,511 --> 00:14:52,141 ファリー少将が 闇討ちに遭ったことで 179 00:14:52,141 --> 00:14:56,979 独軍は思うように 防衛戦を操れなくなった 180 00:14:56,979 --> 00:15:01,567 {\an8}連合軍が上陸し 一刻を争う事態なのに 181 00:14:58,898 --> 00:15:02,693 軍事史学者 ペーター・リーブ博士 182 00:15:01,650 --> 00:15:06,405 {\an8}これで あらゆる対応が 遅れることになる 183 00:15:06,947 --> 00:15:11,160 米軍の降下地点が 散らばったのも災いした 184 00:15:11,160 --> 00:15:13,454 報告が相次ぐ 185 00:15:13,454 --> 00:15:16,665 “空挺部隊が出現〟 “こちらにも〟と 186 00:15:16,957 --> 00:15:21,712 そのため 上陸作戦を 把握しづらくなった 187 00:15:22,713 --> 00:15:26,300 だが午後には 防御態勢を立て直す 188 00:15:26,717 --> 00:15:31,805 独軍司令部は 第1057擲弾てきだん兵連隊と併せて 189 00:15:31,889 --> 00:15:37,645 第100戦車転換訓練大隊を ラ・フィエール橋に送った 190 00:15:38,520 --> 00:15:41,649 独軍が橋頭堡に迫ってくる 191 00:15:47,571 --> 00:15:50,658 東側でも銃撃が報告されたが 192 00:15:50,658 --> 00:15:54,161 独軍の攻撃規模は 分かりかねた 193 00:15:55,955 --> 00:16:01,085 部隊は司令部でさえ 無線を持っていなかったのだ 194 00:16:01,085 --> 00:16:04,213 降下時に紛失していた 195 00:16:05,172 --> 00:16:09,134 その時点では 伝令を介して交信していた 196 00:16:09,551 --> 00:16:12,471 南北戦争並みに時代遅れだ 197 00:16:12,805 --> 00:16:18,018 複数の部隊が 遠くない場所で戦いながら 198 00:16:18,102 --> 00:16:21,522 1キロ先の状況も 把握していない 199 00:16:27,778 --> 00:16:33,617 ドーランの部下は 東側に 退却してくる味方を発見 200 00:16:35,160 --> 00:16:38,706 だが援護するには 武器が足りない 201 00:16:41,792 --> 00:16:44,670 その瞬間を独軍の砲撃が襲う 202 00:16:51,677 --> 00:16:54,179 米軍は援護に奔走する 203 00:16:56,473 --> 00:16:58,350 砲撃が途切れ—— 204 00:16:58,642 --> 00:17:03,313 3両の戦車が 米軍に向かって前進してきた 205 00:17:08,110 --> 00:17:12,990 1944年6月6日 仏サント・メール・エグリーズ 206 00:17:14,116 --> 00:17:17,286 米軍第82空挺師団の部隊は 207 00:17:17,286 --> 00:17:22,791 確保した橋頭堡から 駆逐されつつあった 208 00:17:25,836 --> 00:17:28,047 独軍の戦車が接近し—— 209 00:17:30,632 --> 00:17:33,010 橋の手前で停止した 210 00:17:33,844 --> 00:17:37,222 指揮官が確認のため姿を現す 211 00:17:41,810 --> 00:17:45,856 米軍は機関銃の 一斉射撃で迎え撃つ 212 00:17:47,274 --> 00:17:50,611 見事に命中し 指揮官を倒した 213 00:17:52,154 --> 00:17:56,492 橋の近くに現れたのは 米軍バズーカ・チーム 214 00:17:58,202 --> 00:18:03,165 バズーカは空挺部隊にとって 欠かせない装備だ 215 00:18:03,165 --> 00:18:07,169 部隊には 軽装備歩兵しかいない 216 00:18:07,169 --> 00:18:10,547 {\an8}戦車を倒し 劣勢を巻き返せる—— 217 00:18:07,252 --> 00:18:10,547 ミズーリ工科大学 J・C・マクマナス博士 218 00:18:10,839 --> 00:18:13,217 {\an8}唯一の武器となる 219 00:18:15,219 --> 00:18:19,973 ピーターソン1等兵と ハイム2等兵が攻撃を開始 220 00:18:23,060 --> 00:18:24,436 2人態勢だ 221 00:18:24,520 --> 00:18:28,899 {\an8}1人がバズーカを担ぎ 照準を定めたら 222 00:18:26,355 --> 00:18:30,192 作家 エド・ルジェロ 223 00:18:28,982 --> 00:18:31,026 {\an8}もう1人が装填そうてんする 224 00:18:35,030 --> 00:18:37,783 独軍の戦車も負けじと応戦 225 00:18:38,367 --> 00:18:43,372 わずか50メートル先の戦車に 命を狙われながら 226 00:18:43,372 --> 00:18:46,792 隠れもせずに発射を繰り返す 227 00:18:46,792 --> 00:18:51,463 ピーターソンの勇気は 称賛に値する 228 00:18:52,506 --> 00:18:54,466 2人は発射を続け—— 229 00:18:56,009 --> 00:18:58,178 1両目を走行不能に 230 00:19:00,180 --> 00:19:04,017 前進して 2両目の戦車に撃ち込み—— 231 00:19:05,435 --> 00:19:07,354 何とか炎上させた 232 00:19:17,406 --> 00:19:19,741 3両目が近づくが 233 00:19:19,825 --> 00:19:23,412 ロケット弾が切れかけていた 234 00:19:23,787 --> 00:19:27,833 攻撃を防ぐには 撃ち続けるしかない 235 00:19:28,667 --> 00:19:32,504 装填係のハイムが ロケット弾を捜しに出る 236 00:19:33,463 --> 00:19:35,132 道を突っ切り—— 237 00:19:35,799 --> 00:19:38,677 両陣からの銃弾をかわす 238 00:19:39,344 --> 00:19:44,683 バズーカ・チームを捜すが あるのは降下兵の遺体のみ 239 00:19:49,563 --> 00:19:52,608 必死に捜して ロケット弾を発見 240 00:19:57,571 --> 00:19:59,239 相棒の元へ急ぐ 241 00:20:07,122 --> 00:20:07,956 完了 242 00:20:09,333 --> 00:20:11,418 2人は攻撃を再開 243 00:20:13,003 --> 00:20:15,547 対戦車砲の援護を得て... 244 00:20:24,223 --> 00:20:26,767 3両目の戦車も撃破した 245 00:20:35,859 --> 00:20:37,694 戦車が燃える中—— 246 00:20:37,778 --> 00:20:42,074 独軍は ひとまず 来た道を退却した 247 00:20:48,163 --> 00:20:53,001 ギャビンは建物の状況を 確認しに戻る 248 00:20:53,835 --> 00:20:59,591 反撃は必至と判断し 橋の警戒を強化した 249 00:21:00,092 --> 00:21:05,305 彼はシェフ・デュ・ポン橋と ラ・フィエール橋を往復した 250 00:21:05,389 --> 00:21:09,518 通信状況が悪く 自ら戦況を確認したのだ 251 00:21:09,518 --> 00:21:13,855 行動力あふれる若き指揮官は 戦闘を控え 252 00:21:13,939 --> 00:21:18,986 大混乱の中 戦局を見通そうと必死だった 253 00:21:19,987 --> 00:21:23,323 彼は指揮所CPを道路沿いに設置 254 00:21:23,407 --> 00:21:27,744 2本の橋を行き来して 指揮する態勢を整えた 255 00:21:30,080 --> 00:21:33,041 さらに ラ・フィエール橋の防御に—— 256 00:21:33,125 --> 00:21:36,003 新しい大隊長を任命 257 00:21:36,003 --> 00:21:38,380 前任者は戦死していた 258 00:21:39,423 --> 00:21:43,677 ギャビンは 新大隊長 アレグザンダー中佐と 259 00:21:44,177 --> 00:21:47,097 A中隊のドーラン中尉に告ぐ 260 00:21:47,097 --> 00:21:49,224 “橋を死守せよ〟 261 00:21:54,313 --> 00:21:57,733 ギャビンと リッジウェイ少将は 262 00:21:57,733 --> 00:22:01,361 たとえ上陸作戦が 失敗だったとしても 263 00:22:01,445 --> 00:22:06,408 第82空挺師団は 反撃に耐え抜くと決めていた 264 00:22:06,408 --> 00:22:10,954 彼らはユタ・ビーチの状況を 知らなかった 265 00:22:11,038 --> 00:22:13,957 考えてもみてほしい 266 00:22:14,041 --> 00:22:18,503 降下から半日の間 ギャビンや指揮官たちは 267 00:22:18,587 --> 00:22:23,050 戦況を知らないまま 命懸けで戦っていたのだ 268 00:22:28,221 --> 00:22:30,932 翌6月7日の朝 269 00:22:31,016 --> 00:22:33,935 独軍は砲撃を再開する 270 00:22:35,437 --> 00:22:40,817 {\an8}圧倒されていた独軍は すぐに態勢を立て直した 271 00:22:36,563 --> 00:22:40,359 軍事史学者 ペーター・リーブ博士 272 00:22:40,901 --> 00:22:44,404 周辺の緊張は一気に高まり 273 00:22:44,488 --> 00:22:48,450 連合軍を 海まで押し返す勢いだ 274 00:22:49,618 --> 00:22:53,497 ピーターソンとハイムは 再び配置に就く 275 00:22:54,373 --> 00:22:57,000 新たな戦車が接近 276 00:23:05,258 --> 00:23:09,763 バズーカ・チームは 再度 戦車を撃破する 277 00:23:11,598 --> 00:23:15,644 だが今回は歩兵が現れ 応戦してきた 278 00:23:16,311 --> 00:23:20,690 前日との違いは 前線に歩兵が現れたことだ 279 00:23:20,774 --> 00:23:26,196 戦車が破壊されたあとも 独軍は長時間 粘り続けた 280 00:23:31,535 --> 00:23:32,494 猛攻が続き—— 281 00:23:35,205 --> 00:23:37,416 兵力を失う米軍 282 00:23:41,420 --> 00:23:44,673 ある小隊を 新規に任されたのが 283 00:23:44,673 --> 00:23:50,595 元金属加工職人で 兄貴分のオーエンズ軍曹だ 284 00:23:50,679 --> 00:23:55,475 オーエンズは壕を出て 向かってくる独軍を銃撃 285 00:24:01,857 --> 00:24:03,859 銃が壊れると 286 00:24:03,859 --> 00:24:08,822 負傷兵から 軽機関銃BARをたぐり寄せ—— 287 00:24:09,114 --> 00:24:11,867 一心不乱に撃ち続ける 288 00:24:16,413 --> 00:24:18,415 弾が尽きるまで... 289 00:24:19,666 --> 00:24:24,087 だが独軍の攻撃で 部隊は15人まで減っていた 290 00:24:24,171 --> 00:24:26,548 弾薬も切れそうだ 291 00:24:27,174 --> 00:24:31,344 敵が迫る中 部下が退却を願い出る 292 00:24:32,804 --> 00:24:37,267 だが上長の許可なしに 退却はできない 293 00:24:38,643 --> 00:24:44,024 ドーランに連絡するには 伝令を使うしかなかった 294 00:24:44,024 --> 00:24:49,154 そこで18歳の降下兵 マーフィを送った 295 00:24:49,446 --> 00:24:53,116 マーフィは 兵力と弾薬不足を伝え 296 00:24:53,200 --> 00:24:55,494 退却の許可を求めた 297 00:24:58,121 --> 00:25:00,665 ドーランは返事を書く 298 00:25:18,850 --> 00:25:21,811 マーフィは軍曹の元へ走る 299 00:25:25,565 --> 00:25:30,362 ドーランが書いた返事は 簡潔明瞭だった 300 00:25:30,362 --> 00:25:34,199 “退却は却下 死を覚悟せよ〟 301 00:25:45,168 --> 00:25:49,339 Dデイの翌朝 米軍第82空挺師団は 302 00:25:49,339 --> 00:25:54,719 ユタ・ビーチの13キロ先で 橋の確保に苦戦していた 303 00:25:55,679 --> 00:26:00,225 指揮官は戦死 弾薬も底をつき始める 304 00:26:00,225 --> 00:26:04,479 指示を仰ぐべく 伝令を送るオーエンズ軍曹 305 00:26:05,522 --> 00:26:08,358 その返事は簡潔明瞭だった 306 00:26:08,900 --> 00:26:12,070 “退却は却下 死を覚悟せよ〟 307 00:26:12,070 --> 00:26:16,658 {\an8}これ以上ないほど 分かりやすい命令だ 308 00:26:12,529 --> 00:26:16,324 ミズーリ工科大学 J・C・マクマナス博士 309 00:26:16,950 --> 00:26:22,080 橋は部下の命より大切だと はっきり伝えている 310 00:26:22,080 --> 00:26:24,165 冷酷無比だ 311 00:26:29,129 --> 00:26:31,590 独軍は前進を続ける 312 00:26:36,219 --> 00:26:40,307 小隊の20メートル先まで 迫ってきた 313 00:26:44,728 --> 00:26:47,272 その時 銃声がやんだ 314 00:26:50,942 --> 00:26:54,821 休戦は米軍にとって 好都合だった 315 00:26:54,821 --> 00:26:58,491 兵力の限界を感じており 316 00:26:58,575 --> 00:27:00,952 一息つく必要があった 317 00:27:03,663 --> 00:27:08,043 ドーラン率いる 第505空挺歩兵連隊は 318 00:27:08,043 --> 00:27:13,757 戦車の助けもなく 独軍の反撃を2度も耐えた 319 00:27:16,468 --> 00:27:19,429 独軍でも多数が死傷した 320 00:27:20,430 --> 00:27:26,519 アレグザンダー中佐と ドーラン中尉は休戦を受諾し 321 00:27:26,603 --> 00:27:29,898 負傷者の手当てを行った 322 00:27:30,106 --> 00:27:34,694 米軍は限界に近いと 独軍が知っていたら 323 00:27:34,778 --> 00:27:37,822 休戦を 持ち出さなかっただろう 324 00:27:38,907 --> 00:27:41,409 サント・メール・ エグリーズと 325 00:27:41,493 --> 00:27:44,746 シェフ・デュ・ポン橋を 得たが 326 00:27:45,038 --> 00:27:48,124 米軍は ラ・フィエール橋で苦戦 327 00:27:48,958 --> 00:27:54,130 独軍は川の西側を掌握し 米軍を押し返していた 328 00:27:55,757 --> 00:28:02,347 米軍は両岸を押さえたいが 大砲や装甲車両なしに 329 00:28:02,347 --> 00:28:06,518 敵に攻撃を仕掛けるのは 無謀に思えた 330 00:28:06,726 --> 00:28:12,440 代わりにリッジウェイ少将は ある作戦を思いつく 331 00:28:12,816 --> 00:28:17,195 地元民の案内で 隊員が水没した道を通り 332 00:28:17,195 --> 00:28:19,531 川を西へ越えていた 333 00:28:20,448 --> 00:28:23,451 その先にある果樹園を 334 00:28:23,535 --> 00:28:27,163 アメリカ兵150名が 守っているという 335 00:28:28,456 --> 00:28:33,920 {\an8}リッジウェイは 果樹園の部隊に兵を送る 336 00:28:34,713 --> 00:28:37,132 {\an8}連携が取れ次第 南下し 337 00:28:37,132 --> 00:28:41,302 {\an8}橋の西側にいる独軍を 横から襲うのだ 338 00:28:46,266 --> 00:28:49,060 その任務が託されたのは 339 00:28:49,144 --> 00:28:54,816 第82空挺師団に属する 第325グライダー歩兵連隊だ 340 00:28:56,067 --> 00:29:00,530 大方の降下兵は 降下のために軽装備だ 341 00:29:01,990 --> 00:29:07,203 グライダーなら 空から ジープや対戦車砲を運べる 342 00:29:09,664 --> 00:29:14,544 だが動力を持たないため けん引の必要がある 343 00:29:20,175 --> 00:29:25,013 装甲もされていないため 敵襲の際には無力だ 344 00:29:26,389 --> 00:29:31,853 第325グライダー歩兵連隊の 11%が上陸作戦で戦死した 345 00:29:31,853 --> 00:29:36,733 重火器 兵士 物資を 敵の背後に補給するのは 346 00:29:36,733 --> 00:29:39,277 危険だが不可欠だった 347 00:29:41,905 --> 00:29:45,992 日没後 リッジウェイは 作戦を開始 348 00:29:49,621 --> 00:29:52,957 第325グライダー歩兵連隊が 349 00:29:53,041 --> 00:29:57,712 ティムズ中佐率いる 果樹園の部隊と合流する 350 00:30:04,260 --> 00:30:09,349 両隊は茂みを通って南下し 橋の西側へ 351 00:30:14,562 --> 00:30:20,151 だがグライダー部隊C中隊が 誤って敵陣に入り込む 352 00:30:29,410 --> 00:30:32,747 瞬く間に 独軍の攻撃にさらされる 353 00:30:33,414 --> 00:30:36,668 圧倒されたC中隊は 退却を開始 354 00:30:41,923 --> 00:30:45,426 しかし小隊の1つが 取り残された 355 00:30:50,348 --> 00:30:54,477 1944年6月9日 フランス ノルマンディー 356 00:30:55,019 --> 00:30:58,940 深夜 第82空挺師団の グライダー部隊が 357 00:30:58,940 --> 00:31:03,862 独軍に側面攻撃を行うため 川の西側を進む 358 00:31:05,530 --> 00:31:08,616 小隊が敵陣に取り残された 359 00:31:10,410 --> 00:31:13,288 デグロッパー1等兵が 進み出る 360 00:31:13,288 --> 00:31:17,417 {\an8}BARが小さく 見えるほどの巨体だ 361 00:31:15,415 --> 00:31:19,252 作家 エド・ルジェロ 362 00:31:17,500 --> 00:31:19,919 {\an8}独軍を引きつける 363 00:31:20,545 --> 00:31:23,798 デグロッパーは 身長180センチ 364 00:31:23,882 --> 00:31:27,385 体重100キロを超える 師団一の大男だ 365 00:31:29,929 --> 00:31:33,600 彼は撃ちながら グライダー部隊に 366 00:31:33,600 --> 00:31:37,353 茂みの後ろから 援護するよう求める 367 00:31:39,522 --> 00:31:43,610 通常 BARを撃つには 2人態勢で臨む 368 00:31:43,985 --> 00:31:46,946 装填係が補助するのだ 369 00:31:47,238 --> 00:31:49,741 だが相棒は望めない 370 00:31:51,034 --> 00:31:55,496 道の真ん中で 銃弾を一身に引き受ける 371 00:31:57,957 --> 00:32:01,127 弾を浴びながらも諦めない 372 00:32:05,256 --> 00:32:08,801 膝立ちで なおも銃撃を続ける 373 00:32:10,887 --> 00:32:14,223 そして ついに その巨体が倒れた 374 00:32:20,396 --> 00:32:24,150 翌朝の報告で ギャビン准将は 375 00:32:24,150 --> 00:32:27,028 攻撃が失敗したことを知る 376 00:32:27,654 --> 00:32:29,781 残された道はわずか 377 00:32:30,782 --> 00:32:34,494 時と共に 独軍の数は増えていく 378 00:32:36,955 --> 00:32:40,249 彼は橋を渡り 攻撃することを決意 379 00:32:41,918 --> 00:32:46,589 グライダー部隊の もう1つの大隊を使う 380 00:32:53,763 --> 00:32:59,686 大隊長に作戦を問うと 予想外の答えが返ってきた 381 00:32:59,936 --> 00:33:03,481 大隊長は 指揮官を下りるというのだ 382 00:33:04,399 --> 00:33:06,651 大隊を司る中佐が 383 00:33:06,651 --> 00:33:10,905 {\an8}“具合が悪く 指揮できない〟と言う 384 00:33:06,859 --> 00:33:10,655 ミズーリ工科大学 J・C・マクマナス博士 385 00:33:11,447 --> 00:33:16,119 それを聞いたギャビンは 中佐のことを 386 00:33:16,119 --> 00:33:19,414 “臆病者〟か“不適格〟と 思っただろう 387 00:33:19,414 --> 00:33:21,833 だが罵倒している暇はない 388 00:33:23,918 --> 00:33:27,005 新指揮官を直ちに任命した 389 00:33:30,383 --> 00:33:33,261 通信は途切れているものの 390 00:33:33,261 --> 00:33:37,807 段階的に 海岸から補給が始まっていた 391 00:33:38,516 --> 00:33:40,977 大型銃や戦車も含まれる 392 00:33:42,478 --> 00:33:46,941 ギャビンは攻撃開始を 10時45分に定める 393 00:33:49,402 --> 00:33:54,323 10時30分 砲弾の雨が 独軍に降り注ぎ始めた 394 00:34:03,708 --> 00:34:07,462 グライダー部隊は 出撃に備えるが 395 00:34:07,462 --> 00:34:10,381 ギャビンは予防線を張った 396 00:34:11,299 --> 00:34:16,054 第507空挺歩兵連隊の レイ大尉を—— 397 00:34:16,054 --> 00:34:20,808 攻撃失敗に備えて 待機させたのだ 398 00:34:22,101 --> 00:34:25,396 初陣のうえに 指揮官の変更もあり—— 399 00:34:25,730 --> 00:34:31,319 ギャビンはグライダー部隊に 不安を抱いていた 400 00:34:34,697 --> 00:34:39,994 10時40分 グライダー部隊の ソールス大尉と小隊は 401 00:34:40,078 --> 00:34:43,206 橋近くの石垣に 張り付いていた 402 00:34:44,165 --> 00:34:49,921 10時45分 走るソールスを 小隊が間髪入れずに追う 403 00:34:54,217 --> 00:34:57,470 独軍の銃火が襲いかかる 404 00:35:07,146 --> 00:35:12,276 ソールスと隊員約30名は 無事に橋を越えた 405 00:35:12,652 --> 00:35:15,071 だが後続の姿がない 406 00:35:15,071 --> 00:35:17,490 この上ない孤独だ 407 00:35:18,032 --> 00:35:20,159 さて この先どうする? 408 00:35:23,204 --> 00:35:26,749 そこで部隊は二手に分かれた 409 00:35:34,132 --> 00:35:38,594 橋の近くでは 第一陣のソールスの出撃後に 410 00:35:38,970 --> 00:35:42,640 石垣から出た2等兵が 被弾していた 411 00:35:46,477 --> 00:35:49,605 遺体が石垣の開口部を塞ぐ 412 00:35:50,439 --> 00:35:52,942 後ろの隊員は凍り付いた 413 00:35:53,484 --> 00:35:57,238 勇気を出して 遺体を動かすのに 414 00:35:57,238 --> 00:36:00,158 優に10分は かかっただろう 415 00:36:01,951 --> 00:36:05,788 アミノ中尉は 部下を駆り立てるため 416 00:36:06,539 --> 00:36:10,751 “鬼畜どもを蹴散らすぞ〟と 叫んだ 417 00:36:16,007 --> 00:36:20,636 進み出る中尉を 青ざめた部隊が追いかける 418 00:36:23,097 --> 00:36:28,769 しかし倒れた死傷兵や 激しい銃撃に足止めを食らう 419 00:36:39,363 --> 00:36:40,698 遺体に加えて—— 420 00:36:42,033 --> 00:36:47,079 降伏するドイツ兵や負傷兵が 前進を阻む 421 00:36:51,918 --> 00:36:56,756 ついに米軍の戦車が 混雑を解消すべく現れた 422 00:36:58,507 --> 00:37:03,804 だが戦車が橋を越える瞬間 爆発音が響く 423 00:37:08,226 --> 00:37:10,228 1944年6月9日 424 00:37:10,686 --> 00:37:13,564 ユタ・ビーチの約13キロ先 425 00:37:14,440 --> 00:37:16,984 米軍の第82空挺師団が 426 00:37:17,318 --> 00:37:21,113 ラ・フィエール橋の確保を 試みて3日 427 00:37:21,197 --> 00:37:23,616 メルデレ川の要所だ 428 00:37:27,828 --> 00:37:30,414 橋は惨状を呈していた 429 00:37:34,043 --> 00:37:37,255 {\an8}地獄のようだったはずだ 430 00:37:34,377 --> 00:37:38,214 ミズーリ工科大学 J・C・マクマナス博士 431 00:37:37,338 --> 00:37:41,259 {\an8}死体や橋の残骸が あちこちに散らばり 432 00:37:41,259 --> 00:37:45,388 炎上した戦車が 何両も転がっている 433 00:37:53,271 --> 00:37:57,483 ギャビンとリッジウェイは 現状打破へ動く 434 00:37:59,443 --> 00:38:01,737 将官自ら戦闘に加わり—— 435 00:38:02,905 --> 00:38:06,826 部下を叱咤して 時に戦場へ押し出した 436 00:38:14,166 --> 00:38:15,751 だが兵は動かない 437 00:38:17,086 --> 00:38:19,213 行け 突撃だ! 438 00:38:19,297 --> 00:38:24,677 ギャビンの頼みは レイと第507連隊A中隊だ 439 00:38:26,220 --> 00:38:31,767 誤って降下した地点から レイは隊員を集めてきた 440 00:38:32,018 --> 00:38:35,646 そして ついに 目標地点へ達する 441 00:38:36,147 --> 00:38:38,190 降下兵たるものは 442 00:38:38,274 --> 00:38:40,359 {\an8}“飛べ〟と言われれば 飛ぶ 443 00:38:38,816 --> 00:38:42,653 作家 エド・ルジェロ 444 00:38:40,443 --> 00:38:43,029 {\an8}その根性を買われた 445 00:38:43,779 --> 00:38:47,783 レイ大尉と部隊は 一気になだれ込み 446 00:38:47,992 --> 00:38:49,535 戦いへ突っ込む 447 00:38:50,328 --> 00:38:54,373 はぐれた兵を叱咤激励し 共に前進した 448 00:38:59,420 --> 00:39:05,217 渋る隊員を鼓舞しようと ブッカー中尉が歩き回る 449 00:39:08,596 --> 00:39:12,224 両脚に被弾しようとも 屈しない 450 00:39:14,393 --> 00:39:17,688 体を引きずりながら 叫び続ける 451 00:39:17,772 --> 00:39:19,940 行け! 進め! 452 00:39:21,776 --> 00:39:24,779 後退する兵士たちを見て 453 00:39:24,779 --> 00:39:27,823 ブッカーは空中に 銃を撃った 454 00:39:27,907 --> 00:39:31,410 “次はお前らを撃つ〟という 脅しだ 455 00:39:35,081 --> 00:39:37,041 修羅場は続く 456 00:39:37,708 --> 00:39:41,128 だが次第に戦局が動き始めた 457 00:39:43,005 --> 00:39:45,216 激しい銃撃戦の中—— 458 00:39:46,759 --> 00:39:51,555 アメリカ兵が続々と 橋の反対側へたどり着く 459 00:40:01,649 --> 00:40:05,027 捕虜のドイツ兵が 米軍側に流れ込む 460 00:40:14,453 --> 00:40:18,958 ついに米軍の戦車が 橋を越え始めた 461 00:40:19,166 --> 00:40:21,669 1時間半の猛攻の末—— 462 00:40:21,669 --> 00:40:26,424 第82空挺師団は 橋と両岸を掌握した 463 00:40:33,305 --> 00:40:37,643 ギャビンは 橋向こうのコキニー村を訪れ 464 00:40:37,643 --> 00:40:42,189 独軍の力を軽視していたと 実感する 465 00:40:43,691 --> 00:40:44,650 村は全壊 466 00:40:45,443 --> 00:40:49,572 道には兵器の残骸や 死体が並んでいた 467 00:40:56,078 --> 00:41:00,124 ギャビンは進撃してきた道を 見渡し 468 00:41:00,124 --> 00:41:03,794 死んだドイツ将校に 歩み寄った 469 00:41:05,588 --> 00:41:09,925 独軍の布陣が 書いてある地図を取り 470 00:41:10,676 --> 00:41:14,555 また その腕から 時計を拝借した 471 00:41:22,354 --> 00:41:26,525 そして攻撃の代償を 目の当たりにする 472 00:41:27,193 --> 00:41:30,613 米軍降下兵が木に引っかかり 473 00:41:30,613 --> 00:41:34,408 捕虜にされずに 射殺されていた 474 00:41:35,618 --> 00:41:39,747 疲弊しきった体に 闘志が煮えたぎる 475 00:41:45,211 --> 00:41:48,839 第82空挺師団は全目標を確保 476 00:41:49,882 --> 00:41:51,509 サント・メール・エグリーズ 477 00:41:52,468 --> 00:41:54,220 シェフ・デュ・ポン橋 478 00:41:55,804 --> 00:41:57,806 ラ・フィエール橋 479 00:41:58,849 --> 00:42:01,644 ユタ・ビーチの戦車や兵士は 480 00:42:01,644 --> 00:42:07,399 メルデレ川を越え フランス各地へ進攻が可能に 481 00:42:08,984 --> 00:42:14,740 第82空挺師団は 独軍第1057擲弾兵連隊を撃破 482 00:42:15,157 --> 00:42:17,451 独軍の防御を打ち崩した 483 00:42:18,118 --> 00:42:22,414 通常 空挺部隊は 目標確保が済むと撤退する 484 00:42:22,957 --> 00:42:27,169 だが彼らは兵力を補うため 戦闘を続けた 485 00:42:27,253 --> 00:42:34,260 消耗戦に もつれ込んだため 死傷率は悲惨なほど高く 486 00:42:34,260 --> 00:42:37,805 戦闘は7月を越えても続いた 487 00:42:37,805 --> 00:42:43,435 優秀な部隊を手放し イギリスに帰す余裕など 488 00:42:43,519 --> 00:42:46,272 連合軍にはなかった 489 00:42:48,983 --> 00:42:55,364 バズーカ・チームで活躍した ピーターソンとハイムは 490 00:42:55,906 --> 00:42:57,866 橋での奮闘を称たたえられ 491 00:42:57,950 --> 00:43:02,871 レイ大尉と共に 殊勲十字章を受けた 492 00:43:03,581 --> 00:43:08,586 デグロッパー1等兵は 最高位の名誉勲章を受章 493 00:43:09,086 --> 00:43:15,301 死後ではあったが 仲間を 守った勇気を称えられた 494 00:43:15,801 --> 00:43:21,390 ギャビンとリッジウェイは 休養後 直ちに戦列に復帰 495 00:43:22,516 --> 00:43:27,271 ギャビンはオランダで 作戦中に背中を痛めたが 496 00:43:27,271 --> 00:43:29,982 第82空挺師団を率い続け 497 00:43:29,982 --> 00:43:35,696 “降下は先頭に 配給は最後に〟を実践した 498 00:43:39,408 --> 00:43:42,870 {\an8}第82空挺師団は 大陸への道を開いた 499 00:43:43,662 --> 00:43:46,373 {\an8}だが油断はならない 500 00:43:47,833 --> 00:43:52,087 {\an8}ヒトラーに徹底抗戦を 命じられたナチスは 501 00:43:52,671 --> 00:43:56,967 {\an8}要塞ようさいや港を守るために 身を潜めている 502 00:44:00,846 --> 00:44:04,933 {\an8}欧州での大戦は さらに11ヵ月続く 40086

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