All language subtitles for Shinainaru.Boku.e.Satsui.wo.Komete.EP09.1080p.FOD.WEB-DL.AAC2.0.H.264-MagicStar
Afrikaans
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bengali
Bosnian
Bulgarian
Catalan
Cebuano
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Filipino
Finnish
French
Frisian
Galician
Georgian
German
Greek
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Irish
Italian
Japanese
Javanese
Kannada
Kazakh
Khmer
Korean
Kurdish (Kurmanji)
Kyrgyz
Lao
Latin
Latvian
Lithuanian
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Nepali
Norwegian
Pashto
Persian
Polish
Portuguese
Punjabi
Romanian
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Sesotho
Shona
Sindhi
Sinhala
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Telugu
Thai
Turkish
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
Odia (Oriya)
Kinyarwanda
Turkmen
Tatar
Uyghur
Would you like to inspect the original subtitles? These are the user uploaded subtitles that are being translated:
1
00:00:03,003 --> 00:00:18,018
♬~
2
00:00:18,018 --> 00:00:22,022
何? 話って。
LLの正体を突き止めた。
3
00:00:22,022 --> 00:00:24,024
えっ?
4
00:00:24,024 --> 00:00:27,027
浦島 亀一だ。
5
00:00:27,027 --> 00:00:29,029
ホントなの?
6
00:00:29,029 --> 00:00:30,000
これから
あいつと会って確かめてくる。
7
00:00:30,000 --> 00:00:32,032
これから
あいつと会って確かめてくる。
8
00:00:32,032 --> 00:00:37,037
それで もし認めたら?
9
00:00:37,037 --> 00:00:40,040
浦島 亀一を殺す。
10
00:00:45,045 --> 00:00:49,049
人格交代しなくなってから
1カ月以上がたった。
11
00:00:49,049 --> 00:00:54,054
エイジは消えた。
二度と戻ってはこない。
12
00:00:58,058 --> 00:01:00,000
もう俺に関わるな。
13
00:01:00,000 --> 00:01:00,060
もう俺に関わるな。
14
00:01:00,060 --> 00:01:13,006
♬~
15
00:01:17,010 --> 00:01:20,013
(亀一)お前の父親
八野衣 真はな➡
16
00:01:20,013 --> 00:01:26,019
何も人のためや罪滅ぼしのために
少女たちを助けたわけではない。➡
17
00:01:26,019 --> 00:01:29,022
お前が思うほど
あいつは良い人間でも➡
18
00:01:29,022 --> 00:01:30,000
良い父親でもなかった。
19
00:01:30,000 --> 00:01:32,025
良い父親でもなかった。
20
00:01:32,025 --> 00:01:34,027
それが満点の答えだ。
21
00:01:44,037 --> 00:01:50,043
なぜだ?
なぜ こんなことをした。
22
00:01:50,043 --> 00:01:54,047
そうだなぁ。
23
00:01:54,047 --> 00:02:00,000
この痛覚まひを理由とするには
短絡的すぎるが➡
24
00:02:00,000 --> 00:02:00,053
この痛覚まひを理由とするには
短絡的すぎるが➡
25
00:02:00,053 --> 00:02:01,989
原因の一つではあるだろう。
26
00:02:04,992 --> 00:02:10,998
だけど 私は もう
それ以前から壊れていたと思う。➡
27
00:02:10,998 --> 00:02:17,004
私は 生まれたときから
何ていうか 不確かだった。➡
28
00:02:17,004 --> 00:02:20,007
自分が
ここに存在していない感覚を➡
29
00:02:20,007 --> 00:02:22,009
常に抱えていたんだ。➡
30
00:02:22,009 --> 00:02:25,012
だから
その空っぽな心を満たそうと➡
31
00:02:25,012 --> 00:02:27,014
動物を 繰り返し傷つけた。
32
00:02:27,014 --> 00:02:29,016
(殴る音)
33
00:02:29,016 --> 00:02:30,000
その興味の対象が人間に傾くまで
時間は かからなかった。
34
00:02:30,000 --> 00:02:35,022
その興味の対象が人間に傾くまで
時間は かからなかった。
35
00:02:35,022 --> 00:02:43,030
だけど 道を踏み外す一歩手前で
何かが私を押しとどめていた。
36
00:02:45,032 --> 00:02:51,038
ところが16年前
突然 この体になった。
37
00:02:51,038 --> 00:02:57,044
私はね これを啓示と受け取った。
38
00:02:57,044 --> 00:03:00,000
神様が 私を後押ししてくれた。
そう思えたんだ。
39
00:03:00,000 --> 00:03:01,982
神様が 私を後押ししてくれた。
そう思えたんだ。
40
00:03:01,982 --> 00:03:04,985
《やだ 来ないで!
ああっ!》
41
00:03:04,985 --> 00:03:10,991
(亀一)誰かを拷問してるとき
痛みを感じることができた。➡
42
00:03:10,991 --> 00:03:12,993
自分が ここに存在しているという
実感を➡
43
00:03:12,993 --> 00:03:15,996
見いだすことができたんだよ。
44
00:03:15,996 --> 00:03:21,001
しかし いつしか
その感覚もまひして…。
45
00:03:21,001 --> 00:03:24,004
《嫌だ! もうやだ…》
46
00:03:24,004 --> 00:03:26,006
(殴る音)
47
00:03:26,006 --> 00:03:30,000
(亀一)もう5人目のときは
もう何も感じなくなった。➡
48
00:03:30,000 --> 00:03:31,011
(亀一)もう5人目のときは
もう何も感じなくなった。➡
49
00:03:31,011 --> 00:03:36,016
そして 私は また
不確かな存在となった。
50
00:03:38,018 --> 00:03:43,023
だけど 思い付いたんだよ。
51
00:03:43,023 --> 00:03:47,027
最高のアイデアを。➡
52
00:03:47,027 --> 00:03:53,033
殺人鬼・LLという壮大な物語を
世の中に まき散らすことにした。
53
00:03:53,033 --> 00:03:55,035
主役はもちろん 八野衣 真だよ。
54
00:03:55,035 --> 00:03:59,039
真は 私のシナリオどおり➡
55
00:03:59,039 --> 00:04:00,000
最後までバカ正直な男を
演じきってくれた。
56
00:04:00,000 --> 00:04:02,976
最後までバカ正直な男を
演じきってくれた。
57
00:04:02,976 --> 00:04:06,980
(真)《浦島先生 いったい
何がどうなってんだよ!?》
58
00:04:06,980 --> 00:04:09,983
《何で俺が警察に…》
(携帯電話)(亀一)《落ち着け 真》
59
00:04:09,983 --> 00:04:11,985
(亀一)《疑いは 必ず晴れる》➡
60
00:04:11,985 --> 00:04:16,990
《とにかく 今は 私の言うとおり
そこで じっとしてるんだ》
61
00:04:19,993 --> 00:04:22,996
(真のもだえる声)
62
00:04:22,996 --> 00:04:27,000
(亀一)そう 私は
この瞬間を待っていた。
63
00:04:27,000 --> 00:04:30,000
真心を持って更生させた真が
死にゆくさまを見て➡
64
00:04:30,000 --> 00:04:32,005
真心を持って更生させた真が
死にゆくさまを見て➡
65
00:04:32,005 --> 00:04:35,008
もう一度
痛みを感じてみたかったんだ。
66
00:04:37,010 --> 00:04:42,015
だが 結局 あいつが死んでも
何も感じなかった。
67
00:04:44,017 --> 00:04:47,020
真の死は
何の役にも立たなかったんだよ。
68
00:04:55,028 --> 00:04:57,030
ふざけんな!
69
00:05:00,968 --> 00:05:02,970
(ナミ)《LLを殺して➡
70
00:05:02,970 --> 00:05:06,974
それで あなたの復讐は
本当に終わるの?》
71
00:05:15,983 --> 00:05:18,986
(亀一)もう二度と
痛みを感じることはない。
72
00:05:18,986 --> 00:05:23,991
真の死後 私は諦めていた。
73
00:05:27,995 --> 00:05:30,000
だが 予想外のことが起きた。
74
00:05:30,000 --> 00:05:33,000
だが 予想外のことが起きた。
75
00:05:36,003 --> 00:05:40,007
お前だよ エイジ。
76
00:05:42,009 --> 00:05:45,012
私も人の心が ないわけではない。
77
00:05:45,012 --> 00:05:48,015
私のせいで 父親を失い➡
78
00:05:48,015 --> 00:05:52,019
殺人鬼の息子となったお前が
気掛かりだった。
79
00:05:52,019 --> 00:05:55,022
それから お前と交流を深めた。
80
00:05:58,025 --> 00:06:00,000
見守り続けた。
81
00:06:00,000 --> 00:06:00,027
見守り続けた。
82
00:06:04,965 --> 00:06:07,968
そして 気付いたんだ。
83
00:06:11,972 --> 00:06:14,975
お前に表と裏があること。
84
00:06:18,979 --> 00:06:26,987
そう 私は 全てを知った上で
お前を養子にした。
85
00:06:26,987 --> 00:06:30,000
お前が二重人格であることも➡
86
00:06:30,000 --> 00:06:30,991
お前が二重人格であることも➡
87
00:06:30,991 --> 00:06:34,995
お前の目的が復讐であることも。
88
00:06:37,998 --> 00:06:41,001
なぜなら➡
89
00:06:41,001 --> 00:06:45,005
お前なら 私に 最高の痛みを
与えてくれると思ったからだ。
90
00:06:48,008 --> 00:06:51,011
愛する息子に殺される。
91
00:06:51,011 --> 00:06:57,017
その愛が大きければ大きいほど
その痛みもまた 大きくなるだろ。
92
00:06:57,017 --> 00:07:00,000
私は そう考えた。
93
00:07:00,000 --> 00:07:00,020
私は そう考えた。
94
00:07:00,020 --> 00:07:05,959
だから 今日まで
お前を わが子以上に➡
95
00:07:05,959 --> 00:07:08,962
大切に大切に 育ててきた。
96
00:07:10,964 --> 00:07:13,967
どうやって種を明かそうか。
97
00:07:13,967 --> 00:07:21,975
この15年間 物語の幕の引き方を
ずっと考えてきた。
98
00:07:23,977 --> 00:07:26,980
すると➡
99
00:07:26,980 --> 00:07:30,000
雪村 京花が
面白いことしてくれた。
100
00:07:30,000 --> 00:07:30,984
雪村 京花が
面白いことしてくれた。
101
00:07:33,987 --> 00:07:35,989
(亀一)「また殺す」➡
102
00:07:35,989 --> 00:07:37,658
「LL」➡
103
00:07:37,658 --> 00:07:42,996
15年前に 私が 遊び半分で
書いた言葉を利用して➡
104
00:07:42,996 --> 00:07:47,000
彼女は 殺人を犯した。
105
00:07:47,000 --> 00:07:51,004
そして お前は
その事件をきっかけに➡
106
00:07:51,004 --> 00:07:58,011
15年前の真相を知ることになり
私の元にたどり着いた。
107
00:07:58,011 --> 00:08:00,000
想像もしなかった
素晴らしいエンディングだ。
108
00:08:00,000 --> 00:08:00,948
想像もしなかった
素晴らしいエンディングだ。
109
00:08:02,950 --> 00:08:05,953
雪村 京花には感謝しなくちゃな。
110
00:08:43,991 --> 00:08:45,993
(亀一)何やってんだ エイジ。
111
00:08:45,993 --> 00:08:50,998
お前は 私の話を聞くために
ここに来たわけじゃないだろ。
112
00:08:50,998 --> 00:08:55,002
私を殺すために
ここに来たんだよな?
113
00:09:00,007 --> 00:09:01,942
ああ。
114
00:09:04,945 --> 00:09:07,948
そうだよ。
115
00:09:07,948 --> 00:09:24,965
♬~
116
00:09:24,965 --> 00:09:29,970
お前の望みどおり➡
117
00:09:29,970 --> 00:09:30,000
ぶっ殺してやる!
118
00:09:30,000 --> 00:09:31,972
ぶっ殺してやる!
119
00:09:33,974 --> 00:09:37,978
《父さんは
LLに罪を着せられたんだ》
120
00:09:37,978 --> 00:09:42,983
《15年間 俺は
復讐のためだけに生きてきた》
121
00:09:54,995 --> 00:10:00,000
(亀一)エイジ 私たちは
血のつながった親子ではない。
122
00:10:00,000 --> 00:10:02,002
(亀一)エイジ 私たちは
血のつながった親子ではない。
123
00:10:02,002 --> 00:10:06,006
だが お前のこと➡
124
00:10:06,006 --> 00:10:10,010
腹を痛めて産み出した
息子のように思ってる。
125
00:10:13,013 --> 00:10:16,016
その息子に殺される。
126
00:10:16,016 --> 00:10:23,023
この15年間
ずっと待ちわびた瞬間だ。
127
00:10:25,025 --> 00:10:30,000
さあ エイジ お別れだ。
128
00:10:30,000 --> 00:10:31,031
さあ エイジ お別れだ。
129
00:10:31,031 --> 00:10:36,036
私の空っぽな心➡
130
00:10:36,036 --> 00:10:38,038
お前が満たしてくれ。
131
00:10:54,054 --> 00:10:57,057
うお~!
132
00:10:57,057 --> 00:11:00,000
(銃声)
133
00:11:00,000 --> 00:11:01,995
(銃声)
134
00:11:15,008 --> 00:11:17,010
B一。
135
00:11:46,039 --> 00:11:49,042
なぜ撃たない? エイジ!
136
00:11:54,047 --> 00:11:57,050
何だ この結末は!
137
00:12:05,993 --> 00:12:09,997
あ~!
138
00:12:09,997 --> 00:12:14,001
あ~!!
139
00:12:14,001 --> 00:12:18,005
うわ~!
140
00:12:18,005 --> 00:12:21,008
あ~!!
141
00:12:24,011 --> 00:12:27,014
あ~!
142
00:12:30,017 --> 00:12:32,019
あああ…。
143
00:12:47,034 --> 00:12:56,043
(パトカーのサイレン)
144
00:12:56,043 --> 00:12:59,046
刑事さん。
は?
145
00:12:59,046 --> 00:13:00,000
俺の上着から
携帯 取ってもらえますか?
146
00:13:00,000 --> 00:13:01,982
俺の上着から
携帯 取ってもらえますか?
147
00:13:08,989 --> 00:13:11,992
15年前のLL事件➡
148
00:13:11,992 --> 00:13:16,997
浦島 亀一が真犯人だと
認める会話が録音されてます。
149
00:13:16,997 --> 00:13:18,999
えっ?
150
00:13:27,007 --> 00:13:29,009
(パトカーのドアの閉まる音)
151
00:13:46,960 --> 00:13:50,964
(裁判官)それでは これより
被告人 雪村 京花に対する➡
152
00:13:50,964 --> 00:13:54,968
殺人および死体遺棄事件の
証人尋問を始めます。➡
153
00:13:54,968 --> 00:13:58,972
証人の浦島エイジさん
お願いします。
154
00:13:58,972 --> 00:14:00,000
今日 ここに来たのは➡
155
00:14:00,000 --> 00:14:02,976
今日 ここに来たのは➡
156
00:14:02,976 --> 00:14:07,981
畑 葉子さんが殺害された
事件について証言をするためです。
157
00:14:07,981 --> 00:14:12,986
しかし
この事件の全貌を解明するには➡
158
00:14:12,986 --> 00:14:16,990
まず 雪村被告が犯した
もう一つの殺人について➡
159
00:14:16,990 --> 00:14:19,993
話をしなければなりません。
160
00:14:19,993 --> 00:14:21,995
(検察官)もう一つの殺人?
161
00:14:21,995 --> 00:14:24,998
はい。
162
00:14:24,998 --> 00:14:30,000
俺の別人格である
浦島エイジの殺人です。
163
00:14:30,000 --> 00:14:31,004
俺の別人格である
浦島エイジの殺人です。
164
00:14:32,940 --> 00:14:35,943
(検察官)
いったい何があったのですか?
165
00:14:37,945 --> 00:14:39,947
あの日…。
166
00:14:42,950 --> 00:14:44,952
分かったよ エイジ君。
167
00:14:46,954 --> 00:14:50,958
私…。
168
00:14:50,958 --> 00:14:54,962
今から エイジ君を殺すね。
169
00:14:54,962 --> 00:14:57,965
えっ?
170
00:14:57,965 --> 00:15:00,000
B一君とエイジ君
2つの人格を統合する。
171
00:15:00,000 --> 00:15:02,970
B一君とエイジ君
2つの人格を統合する。
172
00:15:02,970 --> 00:15:05,973
そうやって生まれた
新しい人格に➡
173
00:15:05,973 --> 00:15:08,976
LLの後を継いでもらう。
174
00:15:08,976 --> 00:15:10,978
それが私の目的。
175
00:15:14,982 --> 00:15:17,985
だって
B一君もエイジ君も駄目なら➡
176
00:15:17,985 --> 00:15:21,989
2人に
消えてもらうしかないでしょ。
177
00:15:21,989 --> 00:15:24,992
そうして やっと出会えるの。
178
00:15:24,992 --> 00:15:28,996
私の求めていた
本当のエイジ君に。
179
00:15:31,999 --> 00:15:37,938
育ててくれたお父さんも
きっと喜んでくれると思うな。
180
00:15:37,938 --> 00:15:41,942
そ… 育ててくれた?
181
00:15:41,942 --> 00:15:43,944
そう。
182
00:15:45,946 --> 00:15:49,950
殺人鬼・LLの本当の正体はね➡
183
00:15:49,950 --> 00:15:56,957
あなたの育てのお父さん
浦島 亀一なんだよ。
184
00:16:00,961 --> 00:16:02,963
は?
フフッ。
185
00:16:02,963 --> 00:16:06,967
本当のことを知ったときは
がっかりしたな。
186
00:16:06,967 --> 00:16:12,973
だって LLの息子だと思って
エイジ君に近づいたのに。
187
00:16:12,973 --> 00:16:15,976
でも きのう お父さんがね…。
188
00:16:15,976 --> 00:16:19,980
(亀一)《こんな電話してきて
何が目的なんだ?》
189
00:16:19,980 --> 00:16:23,984
《ただ感謝の気持ちを
伝えたくて》
190
00:16:23,984 --> 00:16:26,987
《私を救いだしてくれたのは
あなたです》
191
00:16:26,987 --> 00:16:30,000
《エイジに近づいたのは
LLの息子だからか》
192
00:16:30,000 --> 00:16:30,991
《エイジに近づいたのは
LLの息子だからか》
193
00:16:30,991 --> 00:16:32,926
(携帯電話)(京花)《はい》
194
00:16:32,926 --> 00:16:34,928
《だから とても残念です》
195
00:16:34,928 --> 00:16:36,930
《だって 彼は➡
196
00:16:36,930 --> 00:16:39,933
あなたの本当の息子では
ないんですから》
197
00:16:39,933 --> 00:16:44,938
《いや それは違うよ》
198
00:16:44,938 --> 00:16:49,943
《エイジは私が
腹を痛めて産んだ息子も同然だ》
199
00:16:49,943 --> 00:16:51,945
《血のつながり以上に➡
200
00:16:51,945 --> 00:16:56,950
強い関係で結ばれた親子だと
私は思ってる》
201
00:16:56,950 --> 00:16:58,952
(京花)うれしかったなぁ!➡
202
00:16:58,952 --> 00:17:00,000
他でもない LL本人が➡
203
00:17:00,000 --> 00:17:00,954
他でもない LL本人が➡
204
00:17:00,954 --> 00:17:03,957
エイジ君のことを
そう認めてくれてるなんて。
205
00:17:05,959 --> 00:17:12,966
ああ やっぱりエイジ君こそが
私の運命の相手なんだって。
206
00:17:12,966 --> 00:17:17,971
私 エイジ君のこと
もっともっと好きになれたんだ。
207
00:17:19,973 --> 00:17:24,978
父さんが… LL?
208
00:17:28,982 --> 00:17:30,000
嘘だ。
209
00:17:30,000 --> 00:17:30,984
嘘だ。
210
00:17:34,988 --> 00:17:36,990
嘘だ~!
211
00:17:36,990 --> 00:17:38,992
(泣き声)
212
00:17:38,992 --> 00:17:47,000
信じられない?
それとも 信じたくない?
213
00:17:47,000 --> 00:17:49,002
そうやって あなたも
目の前の現実から➡
214
00:17:49,002 --> 00:17:52,005
目をそらし続けるの?
215
00:17:52,005 --> 00:17:54,007
あなたたちは
どっちも そんなんだから➡
216
00:17:54,007 --> 00:17:57,010
ばらばらで中途半端な存在に
なってしまったんだよ。
217
00:17:59,012 --> 00:18:00,000
でも安心して。
私が一つに戻してあげる。
218
00:18:00,000 --> 00:18:04,017
でも安心して。
私が一つに戻してあげる。
219
00:18:04,017 --> 00:18:06,019
そうすれば➡
220
00:18:06,019 --> 00:18:09,690
今度こそ 私のことを
ちゃんと受け止めてくれる➡
221
00:18:09,690 --> 00:18:13,026
理想のエイジ君に
なってくれるよね。
222
00:18:16,029 --> 00:18:18,031
ねえ この前 私のこと➡
223
00:18:18,031 --> 00:18:22,035
西宮メンタルクリニックで
見かけたんでしょ?➡
224
00:18:22,035 --> 00:18:26,039
あのとき 先生に
相談に乗ってもらってたの。➡
225
00:18:26,039 --> 00:18:29,042
新しい人格をつくる方法を。
226
00:18:29,042 --> 00:18:30,000
(野島)
《人格の統合を目指すには➡
227
00:18:30,000 --> 00:18:31,044
(野島)
《人格の統合を目指すには➡
228
00:18:31,044 --> 00:18:33,981
その人格が生まれた原因と
役割を知り➡
229
00:18:33,981 --> 00:18:35,983
トラウマに向き合うこと》
230
00:18:35,983 --> 00:18:40,988
《ただ 絶対に
やってはいけないことがある》➡
231
00:18:40,988 --> 00:18:45,993
《別人格が自分自身を
別人格だと気付いていない場合➡
232
00:18:45,993 --> 00:18:48,996
その事実を
不用意に伝えてはならない》
233
00:18:48,996 --> 00:18:50,998
《どうしてですか?》
234
00:18:50,998 --> 00:18:55,002
《アイデンティティーの崩壊を
招くからだ》
235
00:18:55,002 --> 00:18:58,005
《それは
別人格の消滅を意味する》➡
236
00:18:58,005 --> 00:19:00,000
《さらに その影響が
主人格にまで及べば➡
237
00:19:00,000 --> 00:19:01,008
《さらに その影響が
主人格にまで及べば➡
238
00:19:01,008 --> 00:19:05,012
新しい別人格が生まれてしまう
危険性もあるんだ》
239
00:19:07,014 --> 00:19:10,017
《なるほど》
240
00:19:10,017 --> 00:19:12,019
《よく分かりました》
241
00:19:12,019 --> 00:19:18,025
エイジ君 私がこれから言うことを
よく聞いてね。
242
00:19:18,025 --> 00:19:23,030
あなたは
今から15年前に生まれたの。
243
00:19:26,033 --> 00:19:28,035
えっ?
244
00:19:28,035 --> 00:19:30,000
お父さんがLLと疑われたまま
死んでしまったこと。➡
245
00:19:30,000 --> 00:19:32,039
お父さんがLLと疑われたまま
死んでしまったこと。➡
246
00:19:32,039 --> 00:19:35,976
お母さんが
目の前で自殺したこと。➡
247
00:19:35,976 --> 00:19:38,979
加害者の息子として
苦しめられたこと。➡
248
00:19:38,979 --> 00:19:42,983
そういう大きな痛みから
逃れるために➡
249
00:19:42,983 --> 00:19:47,988
八野衣エイジという少年が
生み出した人格が➡
250
00:19:47,988 --> 00:19:50,991
あなただったの。
251
00:19:50,991 --> 00:19:56,997
つまり あなたは後から生まれた
ただの出来損ないの人格。
252
00:19:56,997 --> 00:20:00,000
この世に存在しない人間なんだ。
253
00:20:00,000 --> 00:20:04,004
(京花)《出来損ないの人格》➡
254
00:20:04,004 --> 00:20:07,007
《この世に
存在しない人間なんだ》
255
00:20:25,025 --> 00:20:29,029
(ざわめき)
256
00:20:29,029 --> 00:20:30,000
(裁判官)静粛に。 静粛に!➡
257
00:20:30,000 --> 00:20:32,966
(裁判官)静粛に。 静粛に!➡
258
00:20:32,966 --> 00:20:37,971
本日の証人尋問は
以上といたします。➡
259
00:20:37,971 --> 00:20:41,975
引き続き
浦島エイジさんの証人尋問を➡
260
00:20:41,975 --> 00:20:47,981
次回期日にて執り行います。
これにて閉廷いたします。
261
00:20:54,988 --> 00:20:56,990
(ナミ)どうして
あんなこと知ってたの?
262
00:20:56,990 --> 00:20:59,993
あなたが証言台で話したことは➡
263
00:20:59,993 --> 00:21:00,000
エイジしか
知り得ないことばかりだった。
264
00:21:00,000 --> 00:21:03,997
エイジしか
知り得ないことばかりだった。
265
00:21:03,997 --> 00:21:10,003
人格が統合された場合
別人格の特徴や記憶が➡
266
00:21:10,003 --> 00:21:13,006
主人格に引き継がれることが
あるらしい。
267
00:21:16,009 --> 00:21:20,013
この一年で少しずつだが➡
268
00:21:20,013 --> 00:21:23,016
エイジの記憶が
俺の中に戻ってきている。
269
00:21:30,023 --> 00:21:34,962
ってことは
やっぱりエイジは もう…。
270
00:21:41,969 --> 00:21:43,971
分かった。
271
00:21:43,971 --> 00:21:46,974
じゃあ また次の公判で。
272
00:22:07,995 --> 00:22:09,997
(スピーカー)(車の解錠音)
273
00:22:28,015 --> 00:22:30,000
♬~
274
00:22:30,000 --> 00:22:47,968
♬~
275
00:22:47,968 --> 00:22:58,979
♬~
276
00:23:04,918 --> 00:23:06,920
前回の話には
まだ続きがあります。
277
00:23:06,920 --> 00:23:08,922
(検察官)続き?
雪村 京花は➡
278
00:23:08,922 --> 00:23:11,925
浦島エイジを
この世から消そうとしました。
279
00:23:11,925 --> 00:23:16,930
しかし 自分一人の力だけでは
殺せなかったんです。
280
00:23:16,930 --> 00:23:19,933
他の者の手を借りなければ。
281
00:23:19,933 --> 00:23:21,935
(検察官)他の者?
282
00:23:21,935 --> 00:23:23,937
それは…。
283
00:23:25,939 --> 00:23:28,942
浦島エイジ自身です。
284
00:23:40,954 --> 00:23:42,956
京花ちゃん…。
285
00:23:50,964 --> 00:23:52,966
まだ消えてなかったんだ。
286
00:23:55,969 --> 00:23:58,972
ようやく分かったよ。
287
00:24:01,975 --> 00:24:04,912
君の本当の目的が。
288
00:24:04,912 --> 00:24:07,915
私の本当の目的?
289
00:24:07,915 --> 00:24:16,924
君が僕に近づいたのは…
僕たちに執着していたのは➡
290
00:24:16,924 --> 00:24:20,928
LLのように
なってほしかったからじゃない。
291
00:24:23,931 --> 00:24:26,934
君は…。
292
00:24:26,934 --> 00:24:30,000
君は ずっと誰かに
認めてほしかったんだ。
293
00:24:30,000 --> 00:24:30,938
君は ずっと誰かに
認めてほしかったんだ。
294
00:24:32,940 --> 00:24:38,946
君という存在を 誰かに
受け入れてもらいたかったんだ。
295
00:24:41,949 --> 00:24:45,953
君は生まれてから
ずっと1人だった。
296
00:24:45,953 --> 00:24:48,956
誰にも受け入れてもらえなかった。
297
00:24:48,956 --> 00:24:56,964
でも LLの息子の僕たちなら
きっと自分を理解してくれる。
298
00:24:56,964 --> 00:24:58,966
そう思ってたんだろ?
299
00:25:01,969 --> 00:25:06,974
だけど 結局
僕たちに拒絶されてしまった。
300
00:25:09,977 --> 00:25:12,980
「私は また独りぼっちに
なってしまうかもしれない」
301
00:25:12,980 --> 00:25:15,983
君は そう考えた。
302
00:25:17,985 --> 00:25:20,988
だから 僕たちを消そうとした。
303
00:25:22,990 --> 00:25:29,997
統合して新しくつくった人格に
自分を認めてもらいたかったんだ。
304
00:25:31,999 --> 00:25:38,005
君は ただ誰かに
愛されたかっただけなんだよね?
305
00:25:38,005 --> 00:25:40,007
エイジ君。
306
00:25:47,014 --> 00:25:50,017
さっきから 何を言ってるの?
307
00:25:50,017 --> 00:25:53,020
僕も ずっと そうだったんだ。
308
00:25:53,020 --> 00:25:57,024
僕も この世界に
居場所なんてなかった。
309
00:25:57,024 --> 00:26:00,000
だから 京花ちゃんの気持ちが
痛いほど分かるんだ。
310
00:26:00,000 --> 00:26:01,028
だから 京花ちゃんの気持ちが
痛いほど分かるんだ。
311
00:26:04,031 --> 00:26:05,966
でも 僕は…。
312
00:26:10,971 --> 00:26:13,974
君と出会って救われた。
313
00:26:16,977 --> 00:26:20,981
クソみたいな僕の人生に➡
314
00:26:20,981 --> 00:26:24,985
君だけが 唯一
僕の居場所になってくれたんだ。
315
00:26:26,987 --> 00:26:30,000
君といるときだけは
心から笑うことができたんだ。
316
00:26:30,000 --> 00:26:31,992
君といるときだけは
心から笑うことができたんだ。
317
00:26:35,996 --> 00:26:41,001
たとえ それが
偽りの姿だったとしても➡
318
00:26:41,001 --> 00:26:48,008
京花ちゃんの存在が
僕を救ってくれたんだ。
319
00:26:50,010 --> 00:26:54,014
僕も君に同じことをしてあげたい。
320
00:26:54,014 --> 00:26:57,017
君を救いだしてあげたい。
321
00:26:59,019 --> 00:27:00,000
でも…。
322
00:27:00,000 --> 00:27:02,022
でも…。
323
00:27:04,024 --> 00:27:06,960
僕 すっげえバカだからさ。
324
00:27:15,969 --> 00:27:18,972
君を許すくらいしか
してあげられない。
325
00:27:22,976 --> 00:27:30,000
君がしてくれたことが
全て嘘だったとしても➡
326
00:27:30,000 --> 00:27:32,986
君がしてくれたことが
全て嘘だったとしても➡
327
00:27:32,986 --> 00:27:36,990
僕は 君を恨んだりしない
くらいしか してあげられない。
328
00:27:41,995 --> 00:27:50,003
世界中が京花ちゃんの敵に
なったとしても➡
329
00:27:50,003 --> 00:27:55,008
僕だけは 君の味方でいる
ぐらいしか してあげられない。
330
00:28:05,953 --> 00:28:09,957
京花ちゃんが
僕に死んでほしいなら…。
331
00:28:16,964 --> 00:28:21,969
僕は 喜んで死ぬくらいしか
してあげられない。
332
00:28:24,972 --> 00:28:26,974
えっと…。
333
00:28:29,977 --> 00:28:30,000
それから何だっけな。
334
00:28:30,000 --> 00:28:33,981
それから何だっけな。
335
00:28:35,983 --> 00:28:38,986
あー!
336
00:28:38,986 --> 00:28:41,989
やっぱ駄目だな 僕って。
337
00:28:43,991 --> 00:28:50,998
最後まで うまく
し… 締まんないや。
338
00:28:57,004 --> 00:29:00,000
エイジ君…?
339
00:29:00,000 --> 00:29:00,007
エイジ君…?
340
00:29:00,007 --> 00:29:02,009
エイジ君?
341
00:29:04,011 --> 00:29:07,948
まさか 自分で消えちゃったの?
342
00:29:07,948 --> 00:29:12,953
嘘でしょ。
意味 分かんないんだけど。
343
00:29:19,960 --> 00:29:21,962
エイジ君。
344
00:29:23,964 --> 00:29:27,968
ねえ エイジ君ってば。
345
00:29:32,973 --> 00:29:35,976
本当に死んじゃったの?
346
00:29:57,998 --> 00:30:00,000
さよなら 浦島エイジ君。
347
00:30:00,000 --> 00:30:02,002
さよなら 浦島エイジ君。
348
00:30:13,947 --> 00:30:15,949
俺には ずっと疑問でした。
349
00:30:15,949 --> 00:30:22,956
LLに憧れていた雪村被告が
なぜ 俺にLLの情報を与え➡
350
00:30:22,956 --> 00:30:24,958
LLを追い詰めるようなことを
したのか。
351
00:30:24,958 --> 00:30:29,963
《LLは 生きてたの》
352
00:30:29,963 --> 00:30:30,000
彼女の矛盾した行動には
必ず何かがある。
353
00:30:30,000 --> 00:30:33,967
彼女の矛盾した行動には
必ず何かがある。
354
00:30:33,967 --> 00:30:35,969
俺は そう考えてました。
355
00:30:38,972 --> 00:30:43,977
あれは全て
浦島エイジのためだったんだよな。
356
00:30:45,979 --> 00:30:47,981
お前 医者に
こう言われたんだろ?
357
00:30:47,981 --> 00:30:50,984
《その人格が生まれた原因と
役割を知り➡
358
00:30:50,984 --> 00:30:52,986
トラウマに向き合うこと》
359
00:30:52,986 --> 00:30:55,989
《それは
別人格の消滅を意味する》
360
00:30:55,989 --> 00:31:00,000
お前は その言葉を都合良く解釈し
こう考えた。
361
00:31:00,000 --> 00:31:00,994
お前は その言葉を都合良く解釈し
こう考えた。
362
00:31:00,994 --> 00:31:02,996
「B一が存在する理由は復讐」
363
00:31:02,996 --> 00:31:06,934
「そのB一が
LLを殺して復讐を果たせば…」
364
00:31:06,934 --> 00:31:08,936
《それは 消滅を意味する》
365
00:31:08,936 --> 00:31:11,939
B一という人格が消滅し➡
366
00:31:11,939 --> 00:31:15,943
空いた体に 浦島エイジが
また戻ってくるかもしれない。
367
00:31:18,946 --> 00:31:24,952
お前は あのとき 浦島エイジに
救われたんじゃないのか?
368
00:31:24,952 --> 00:31:30,000
あの日 あの瞬間から
ただひたすらに お前は➡
369
00:31:30,000 --> 00:31:31,959
あの日 あの瞬間から
ただひたすらに お前は➡
370
00:31:31,959 --> 00:31:35,963
浦島エイジに
もう一度 会いたいと➡
371
00:31:35,963 --> 00:31:37,965
それだけを
願ってたんじゃないのか?
372
00:31:40,968 --> 00:31:44,972
だが エイジは戻ってこなかった。
373
00:31:44,972 --> 00:31:47,975
それは 俺が復讐を
果たせなかったからじゃない。
374
00:31:50,978 --> 00:31:54,982
死んだ人間は
二度と戻ってこないからだ。
375
00:31:56,984 --> 00:31:59,987
浦島エイジは死んだ。
376
00:31:59,987 --> 00:32:00,000
もう二度と戻ってはこない。
377
00:32:00,000 --> 00:32:03,991
もう二度と戻ってはこない。
378
00:32:03,991 --> 00:32:07,928
殺したのは お前だ。
379
00:32:07,928 --> 00:32:09,930
雪村 京花。
380
00:32:19,940 --> 00:32:25,946
(京花)フッ。 フフフ。
381
00:32:25,946 --> 00:32:27,948
フフフフ。
382
00:32:30,951 --> 00:32:32,953
(京花)アハハハハ。➡
383
00:32:32,953 --> 00:32:35,956
アハハハ! アハハ!➡
384
00:32:35,956 --> 00:32:42,963
アハハハ。
ハハハハ。 アハハハ。
385
00:32:42,963 --> 00:32:51,972
アハハハハ。 アハハハ。
386
00:32:51,972 --> 00:32:54,975
あああああ…!
387
00:32:56,977 --> 00:32:58,979
あ~!
388
00:33:00,981 --> 00:33:03,984
あああ! あ~!
389
00:33:08,922 --> 00:33:22,936
(泣き声)
390
00:33:22,936 --> 00:33:26,940
お前は ずっと
痛みを感じないように生きてきた。
391
00:33:26,940 --> 00:33:30,000
まるでLLと同じように。
392
00:33:30,000 --> 00:33:30,944
まるでLLと同じように。
393
00:33:30,944 --> 00:33:35,949
過酷な家庭環境で育ってきた
お前にとって➡
394
00:33:35,949 --> 00:33:38,952
痛みを放棄することが唯一➡
395
00:33:38,952 --> 00:33:42,956
現実から
逃れる手段だったんだろう。
396
00:33:42,956 --> 00:33:47,961
だが
これが大切な人を失う痛みだ。
397
00:33:49,963 --> 00:33:54,968
浦島エイジが
取り戻してくれたんだよ。
398
00:33:58,972 --> 00:34:00,000
うっ…。
399
00:34:00,000 --> 00:34:00,974
うっ…。
400
00:34:03,977 --> 00:34:11,919
(京花のすすり泣く声)
401
00:34:11,919 --> 00:34:30,000
♬~
402
00:34:30,000 --> 00:34:31,939
♬~
403
00:34:31,939 --> 00:34:42,950
♬~
404
00:34:52,960 --> 00:34:54,962
<(女の子)ママ。
<(母)ん?
405
00:34:54,962 --> 00:34:56,964
<(女の子)あれ 何てお花?
406
00:34:56,964 --> 00:34:58,966
あれは キンモクセイよ。
407
00:34:58,966 --> 00:35:00,000
へぇ~ いい匂いだね。
(母)ねっ。
408
00:35:00,000 --> 00:35:02,970
へぇ~ いい匂いだね。
(母)ねっ。
409
00:35:51,018 --> 00:35:56,023
(乙の爪をかむ音)
410
00:35:56,023 --> 00:36:00,000
♬~
411
00:36:00,000 --> 00:36:15,976
♬~
412
00:36:15,976 --> 00:36:30,000
♬~
413
00:36:30,000 --> 00:36:35,996
♬~
414
00:36:35,996 --> 00:36:56,016
♬~
415
00:36:56,016 --> 00:37:00,000
♬~
416
00:37:00,000 --> 00:37:15,969
♬~
417
00:37:15,969 --> 00:37:30,000
♬~
418
00:37:30,000 --> 00:37:35,989
♬~
419
00:37:35,989 --> 00:37:45,999
♬~
420
00:37:45,999 --> 00:37:58,011
♬~
421
00:38:23,904 --> 00:38:27,908
(ナミ)その後 体に変化とかは?
ほら 雪村 京花が言ってたでしょ。
422
00:38:27,908 --> 00:38:30,000
(ナミ)新しい人格をつくるのが
目的だったって。
423
00:38:30,000 --> 00:38:31,912
(ナミ)新しい人格をつくるのが
目的だったって。
424
00:38:31,912 --> 00:38:34,915
今のところ そういう兆候はない。
425
00:38:34,915 --> 00:38:36,917
エイジが
自分から消えたおかげで➡
426
00:38:36,917 --> 00:38:39,920
問題なく俺たちの統合が
進んだのかもな。
427
00:38:41,922 --> 00:38:43,924
そっか。
428
00:38:46,927 --> 00:38:48,929
(ナミ)はい。
429
00:38:50,931 --> 00:38:52,933
ホントはさ エイジ本人に➡
430
00:38:52,933 --> 00:38:54,935
伝えなくちゃ
いけなかったんだけど➡
431
00:38:54,935 --> 00:38:56,937
タイミング逃しちゃって。
432
00:39:00,941 --> 00:39:02,943
《はい》
433
00:39:02,943 --> 00:39:04,945
《何ですか? これ》
434
00:39:04,945 --> 00:39:06,947
《あなたが
頑張ってくれたおかげで➡
435
00:39:06,947 --> 00:39:09,950
スカルがつぶれたから》
436
00:39:09,950 --> 00:39:13,954
エイジは
何の関係もない私のために➡
437
00:39:13,954 --> 00:39:17,958
必死に闘ってくれた。➡
438
00:39:17,958 --> 00:39:20,961
エイジがスカルを
つぶしてくれたおかげで➡
439
00:39:20,961 --> 00:39:24,898
私は救われた。➡
440
00:39:24,898 --> 00:39:26,900
私だけじゃない。➡
441
00:39:26,900 --> 00:39:30,000
女の子たちは みんな
エイジに感謝してる。
442
00:39:30,000 --> 00:39:31,905
女の子たちは みんな
エイジに感謝してる。
443
00:39:33,907 --> 00:39:36,910
エイジは 私たちにとって
ヒーローなんだ。
444
00:39:38,912 --> 00:39:44,918
(ナミ)
だから あのときは ありがとう。
445
00:39:47,921 --> 00:39:51,925
エイジが
命を懸けて守ってくれた人生➡
446
00:39:51,925 --> 00:39:53,927
大切にしなくちゃね。
447
00:40:04,938 --> 00:40:06,940
どうしたの?
448
00:40:08,942 --> 00:40:13,947
15年たって
今ごろ気付くとはな。
449
00:40:13,947 --> 00:40:16,950
俺は 誰に対しても➡
450
00:40:16,950 --> 00:40:20,954
復讐のために利用することしか
考えてこなかった。
451
00:40:20,954 --> 00:40:25,893
だが エイジと父さんは…。
452
00:40:25,893 --> 00:40:28,896
《早く向こうの生活に
なじめるといいな》
453
00:40:28,896 --> 00:40:30,000
《だから ナミさんには
心から笑っててほしいんです》
454
00:40:30,000 --> 00:40:33,901
《だから ナミさんには
心から笑っててほしいんです》
455
00:40:36,904 --> 00:40:40,908
俺は これまで
散々エイジを否定してきた。
456
00:40:40,908 --> 00:40:43,577
俺に必要のないものが
寄せ集められた➡
457
00:40:43,577 --> 00:40:45,913
ただのガラクタだと
ずっと思ってた。
458
00:40:45,913 --> 00:40:51,919
だが 父さんの思いを
受け継いでたのは➡
459
00:40:51,919 --> 00:40:53,921
エイジの方だったんだな。
460
00:40:57,925 --> 00:41:00,000
父さんは きっと
復讐なんて望んでなかった。
461
00:41:00,000 --> 00:41:02,930
父さんは きっと
復讐なんて望んでなかった。
462
00:41:06,934 --> 00:41:09,937
消えるべきだったのは➡
463
00:41:09,937 --> 00:41:13,941
エイジじゃなくて
俺の方だったのかもな。
464
00:41:19,947 --> 00:41:22,883
それ 開けてみてくれる?
465
00:41:32,893 --> 00:41:34,895
下手くそだな。
466
00:41:34,895 --> 00:41:37,898
フフッ。
今は もっと上達してるから。
467
00:41:40,901 --> 00:41:44,905
それ あなたにあげる。
468
00:41:44,905 --> 00:41:49,910
あなたにも 一応 助けられたし。
469
00:41:55,916 --> 00:41:57,918
それじゃ。
470
00:41:57,918 --> 00:42:00,000
♬~
471
00:42:00,000 --> 00:42:17,938
♬~
472
00:42:17,938 --> 00:42:28,949
♬~
473
00:42:28,949 --> 00:42:30,000
エイジは
ちゃんと生きてるんだね。
474
00:42:30,000 --> 00:42:32,953
エイジは
ちゃんと生きてるんだね。
475
00:42:32,953 --> 00:42:34,955
あなたの中で。
476
00:42:34,955 --> 00:42:54,975
♬~
477
00:42:54,975 --> 00:43:00,000
♬~
478
00:43:00,000 --> 00:43:14,995
♬~
479
00:43:14,995 --> 00:43:17,998
♬~
480
00:43:21,001 --> 00:43:22,936
(サトル)
そろそろ就活しないとな。
481
00:43:22,936 --> 00:43:25,939
一生 大学生でいてぇ。
482
00:43:25,939 --> 00:43:29,943
あっ。 おい 何してたんだよ。➡
483
00:43:29,943 --> 00:43:30,000
おせーよ。
(サトル)先に食べてるよ。
484
00:43:30,000 --> 00:43:33,947
おせーよ。
(サトル)先に食べてるよ。
485
00:43:33,947 --> 00:43:36,950
ごめん 遅れた。
486
00:43:36,950 --> 00:43:38,952
(柏木)唐揚げ うめえぞ。
マジか。
487
00:43:38,952 --> 00:43:41,955
あっ サトル
トマト食ってくんね?
488
00:43:41,955 --> 00:43:44,958
いや 無理。 嫌い 嫌い。
(柏木)いいじゃん!➡
489
00:43:44,958 --> 00:43:47,961
紅しょうがと交換しようよ。
(サトル)色だけじゃん 一緒なの。
490
00:43:47,961 --> 00:43:50,964
(柏木)色が同じなら同じだって。
(サトル)全然 別だよ。
491
00:43:50,964 --> 00:43:53,967
(柏木)今ならキュウリも付けちゃう。
(サトル)キュウリも嫌いだから。
40707